育ちがいいってなんだろう。

箸や茶碗の持ち方?テーブルマナー?
持ち物や身につけているもの?字の綺麗さ?
行儀の良さ?言葉遣い?

最近いろいろと考えていましたが、
どれもいまいちしっくりきませんでした。

なぜか?
そんな人ならわりとたくさんいるからです。

上に書いたことだったら、
私も親に散々言われて育ちました。

だけど今まで関わった中で、
育ちが良いと感じた人なんてほとんどいません。

ほとんど、というより
ゼロじゃないだろうか。


箸の持ち方や茶碗の持ち方なんて、
出来て当たり前なんです。

でも最近はそれすら出来ていない輩が目立ちますね。

箸の持ち方が下手な人、多いです。
茶碗の持ち方が悪い人、多いです。
食事マナーが悪い人、多いです。

テレビを見ていると、
行儀が悪い人の多さに驚いてしまうくらい多い。


本当に育ちがいい人って、

性格がよくて思いやりがあり、
常識を兼ね備えていて、
気遣いと気配りがさり気なく出来る、

すごい人のことなんだなと思いました。

とりあえず、
ネットに張り付いている人にはいません。

インターネットで「自分は育ちが良い」などと抜かしているアホ、
どう考えても育ちが悪い。殴るぞ。


金持ちと育ちがいいのは、
絶対にイコールじゃない。

金にモノ言わせるような人が、
育ちがいいわけがないからです。

育ちがいいというのは、
家庭環境に恵まれた人に許された言葉なんだと思います。


ひとつ例えると、

男を立てることができる女は
育ちがいいと近いものがあると思います。

どこに連れて行っても恥ずかしくない人。

男を立てることが出来る女性、
今どき珍しいですよね。

気が強い、我が強い、わがまま、気分屋、身勝手、
そんな人が目立つ時代。

もちろん自分も「そんな人」に含まれています。


気遣い、気配り、思いやり、
さり気なくできますか?

言葉遣い、一般常識、マナー、
きちんとできますか?

食べ方を見てガッカリしてしまうこと、
言葉遣いにガッカリしてしまうこと、
ありますよね。


育ちの良さというのは性格と同じで、
その人の節々に現れてしまいます。

だから性格がよくないと、
育ちが良いとは言えないのです。

マナーや一般常識など、
知っているのと知らないのでは雲泥の差がありますが、
体に染み付いた日々の生活は不意に出るでしょう。

知っていたからその場は取り繕えたことを、
育ちが良いとは言えません。

そういう感じで、思考が一区切りついたので終わります。
ありがとうございました。(?)