ずっと書きたくて、なかなか書けなかった話です。

元旦に集まった時にヒロさんに言われたこと…。



今言うかどうか悩んだんだけど…と前置きして。

ハルに、1周忌が終わったら伝えてほしいって言われたことだから、言うね、と。


もし、この先サクラを幸せにしてくれる男性が現れたら、その時は悩まずにその人のところに行ってほしい。
サクラのことだから、親父たちのことを気にすると思うけれど、親父たちのことは兄貴に頼んであるから、気に病まないでほしい。
サクラがしたいようにしたらいいよ。


実はこの話は4年前に弁形成の手術をする前にされたんだと。「俺がもし手術に耐えられなくて死んだら、親父たちのこと頼むね」と。
年末にヒロさんが病院に泊まってくれたときに、「手術の時の話、覚えてる?」と再び言われたんだそうです。


ヒロさんに、「他の男の人のことなんて、考えられません。」と答えました。

隣にいたお義姉さんが「だから言ったじゃない…。」とヒロさんに対してあきれ顔。

サクラちゃんの心はハルくんでいっぱいなんだから。
他の男の人なんて目に入らないでしょ?

とお義姉さんに言われたけど、その通りです…。

バカね、男って。
あなたも、ハルくんも。
余計な心配しなくていいのよ。
サクラちゃんは自分の心のままに生きたらいい。私たちはいつでも味方よ!

そう、言ってくれたお義姉さん。
素敵な人です。


だけどね、みんなが思うままに生きたらいいって言ってくれるけど。

私の置かれている状況はちょっと特殊かもしれない。

亡くなった夫の実家で、夫の両親と半同居。(半、というのは同じ敷地内に家が2軒建ってて、簡単に言うならお隣さん、という状況です。)

私は、もし許されるなら、このままこの家にいたい。お父さんとお母さんのことは本当の親のように思ってるし、もし将来的に介護が必要な状況になったとしても、お世話になった分の恩返しがしたいと思ってるから…。
何より、ここはハルと暮らした家だから。
離れたくないです。


周りに、そういう状況の人ってあんまりいなくて…。

若くして死別した女性は、どうしてるんだろ…。





でも、ハルさん…。

何言ってるんだか!
お義姉さんの言葉じゃないけど、バーカ真顔