期末テストも終わって、やれやれ…というリン。
「昨日、ママからパパのお話聞いたから、何かパパの好きなもの作りたくなっちゃった!」
と、私が書いたお菓子のレシピを眺め…。
「やっぱりなめらかプリンかな。」
「ママ、生クリーム買ってきて~。」と
私のレシピではプリンは卵黄しか使いません。
余った卵白は、何か別のものに生まれ変わるのだけど、今回はラングドシャに。
今日私は妹の用事で出掛けていたので、全部、リン1人で作ってくれました。
洗い物まで完璧
レンが焼き上がってすぐからラングドシャをパクパク食べるから、少なくなっちゃった!と怒ってましたが
食べてみて、びっくり!
ラングドシャはさくさく。
そしてプリンはハルが最期まで食べられた固さに仕上がってます。
何かじわ~っと涙が込み上げてきました。
リン、この味、この食感、パパが大好きだったプリンそのものだよ。すっごく上手!
そう、涙声で褒めました。
うん。自分でも良くできたと思った。
もう少しリンが大きくなるまで、パパ生きててほしかったな…。
今日のプリンは特に、食べてほしかったな…。
私の涙につられたのでしょうか。
そう言ってリンもポロポロ…
ゴメン、スイッチ入れちゃったね。
こんな時は。
ギュッと抱きしめて頭を撫でて。
泣いてる時は背中をさすってあげます。
言葉はいらないんです。
しばらくそうやってると、うん、うんってリンが頷きはじめて、涙が止まるから。
大丈夫だよって。
ママがいるよ。
レンもいるよ。
じぃじもばぁばもいるよ。
パパも近くにいるからね。
だから大丈夫。
そういう思いを、撫でる手からリンに伝えています。
伝わっているのだと思います。
今まで1年半。
何度となくこうしてきました。
それが、私達家族の乗り越えかたでした。
寝る前、リンがラングドシャをラッピングしてくれました。ママ、明日会社に持ってっていいよって。形のいいのばかり選んでくれたみたいです。
ありがとう✨