それでも 即座に逝っちまうとは思わなかったの


今となっては


何でそう思ったのか分らないんだけど




医者も母ちゃんも 





今夜持つかどうか







って言ってた



うん 確かに言ってた







でも お父ちゃんの顔を見ると







どうしても まだ逝っちまうとは思わなかった






・・・まだだな


もうちょっと大丈夫だな








そんな気持ちを抱いて 病院からタクシーで実家に行きました


事の顛末を聞くためにね



あ 私が聞きたいのではなく


お母ちゃんが言いたかったのであります


私は 特に知りたいとも思わなかったんだけど・・・





そして


お母ちゃんは 自分の家に私が泊まると思ってました


いつ病院から電話があっても すぐに行けるように


実家からなら タクシーで病院まですぐなのでね





でも その日は私は自分の家に帰りました




え???


帰るん???




お母ちゃんの驚いた顔




これもまた 今となっては不思議なんだけど




その時は 実家にいたくない私がいました


実家にいたくないのか


お母ちゃんの顔を見たくないのか





・・・両方だったかも・・・






゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚ ゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚






これは 1月31日(木)の夜の出来事



私がインフルになったのが29日(火)




もし インフルにならなければ 通常通り仕事に出てました


一旦仕事に出てしまうと


どうすっ飛んで病院に行っても 21時近くになります


そこから 実家になんて 到底帰れない



それをふと思ったとき



インフルになってて良かった!!



と思いましたな




最初は インフルなんかになっちまって


見舞いにも行けないじゃない!


って憤ってましたが



こうなると インフルで良かった



インフルの大義名分のもと


お父ちゃんのことだけ考えていられる!



と ホッとしてました