「覚悟をする」って何なんだ?! | ビジネスモデルを考える経営者のブログ

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思考と行動を変容するための教科書です。

先日は運動することの重要性と習慣化の方法について書きました。

そして実際のところ

・途中で運動していることが馬鹿らしくなってくる
・何らかの急用のため途切れる

などの理由で習慣化が失敗することがあるというところで終わりました。

今日は最初の

「途中で運動していることが馬鹿らしくなってくる」

という事態にどう対処するかということについて書きます。

解決策をひとことで言いますと、

「行動と信念(価値観)をつなげておく」

ということです。


ある人が運動の習慣化を試みていたとしましょう。

そして運動を始めてから2、3週間たって、

もうしばらくすると堅固な習慣になるところです。

そんな時、友人から

「そんなに運動を頑張ってても食べたらすぐ太るよ。私もね....」

と言われました。

さらにあるTV番組を見ていると

運動しすぎることで起こるデメリットを特集しています。

「運動しすぎることで○○に悪影響がある」

などと言ったメッセージを受けるのです。

(話を単純化しますと)この時、取ることのできる行動は、

・さらにいろいろな運動することのデメリット、馬鹿さをイメージして、どんどんいやになり、習慣化をあきらめる

かもしくは、

・「何故そもそも運動を始めたのか?」ということを思い返し、改めて運動の重要性を認識して、運動を続ける

かでしょう。

前者は習慣化に失敗し、後者は成功させます。


この違いはどこから生まれてくるのかと言いますと、どこまで

行動と信念(価値観)をつなげておく

ことができているかということによるところが大きいのです。

・運動をすることは自分自身(他者)にとってどんな価値があるのか
・運動することはなぜ重要なのか
・運動は長期的に見てどんな意味があるのか
・運動することで何が手に入るのか
・逆に運動しないことでどんな悪いことがあるのか

などと深く自問自答して書き出し、

また必要な情報収集をしてから、

運動し始めた人は、

運動することにどんな価値があるのかということを

自分自身の深いところで納得しているがために

継続させていきやすいでしょう。

一般に

「覚悟をする」

「本気になる」

「腹を決める」

などと言われるのは、どれほど事前に

「真剣に考え抜いたか」

という意味だと捉えることができるでしょう。

一方で安易に「なんか運動したほうが良さそうだから」という

程度の気持ちで始めた人はスランプの事態に圧倒され、飲み込まれ、

後で考えれば「続けておけばよかった」と思うはずのことを

やめてしまいやすくなるでしょう。


何かを始める前に

・集められる限りの情報を集める
・自問自答、他問他答する

などのことをして、

「主観的にも(自問自答)

客観的にも(情報収集、
他問他答

納得できている状態を作り出す」

ことがとっても重要なのだと思います。

この状態が真に

「覚悟ができている」

状態だと思うのです。

これがしっかり出来上がっていると、

スランプに陥った時にも

「最初にじっくり考え抜いて決断したのだから」

というように自己を律する補助輪の役目を果たしてくれます。

今日も有難うございました!

明日は「
何らかの急用のため途切れ」そうな事態に

いかに備えるかということを書き続けます。