13年は一言で語れない！Vol 29 目覚め
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出産退院後～生活編
赤ちゃんがＭＲＳＡ感染した翌日、朝早くから背骨の痛みをおしながら、母が病院へ来てくれた。
本当に、いつも、いつも、迷惑をかけどおし、心配をかけっぱなし・・・。
なんて親不孝な娘なんだろ・・・。
母が病室に来てくれたときに、心ではそう思えても、照れくさくて、言葉では素直にその気持ちを伝えることはできないもんですよね。
母に赤ちゃんの様子を伝えていると、母の声に反応したように、赤ちゃんが
泣き出したんです。
Σ(゜Δ゜*) ウォッ!
ずっと、昏睡、意識混濁で泣くこともできなかった赤ちゃんが泣いた！！！！
意識が戻った？！
赤ちゃんや子供は泣くことで元気を表すのなら、これは、いい方向に向かってるっていうこと？
背骨が痛いくせに、
慌ててナースステーションに駆け込む母。
Ｍ先生がやってきて診察してくれると、ますます、大きな声
で鳴き始めた。
その時の体温３８，２°
まだ新生児なので予断は許さないと言われ、でも、このままいけば肺血症もおきないかも知れない
というＭ先生の説明の元、少し胸を撫で下ろす私と母。
ただ、今の抗生物質がＭＲＳＡをやっつけているのかどうかは判断が難しかったようでした。
新生児への抗生物質はとても危険な治療。
抗生物質は
悪い菌も殺すけれど、体を守ってくれる良い菌も殺す・・・。
これが災いして第二の病気を引き起さないとも限らない。
そうわかっていても、他に手立てがないのだから仕方がない。
あとは、この子の生命力に任すしかないと、Ｍ先生は言う。
あまりにも泣く赤ちゃんを抱き上げると、
オッパイを探してる様子。
それを見ていたＭ先生は、
「少しだけ、飲ませてみる？様子みてみましょうか？」
母乳をいくら飲んだか分かるように
体重をはかり、オムツを換える。
赤ちゃんの体重を測ると退院時よりも５００ｇも少なくなってる・・・。
新生児用のオムツがガバガバで・・・痛々しかった。
また、涙がこぼれそうになるのを必死で我慢した。
私が泣くと、母が泣く。
母の涙は見たくない。
Ｍ先生が出ていってすぐに、私は恐々、母乳を飲ます。
すると、「チュウチュウ」と音を立てて元気に吸い付いてきたんです。
飲んでくれているとき、母と私は嬉しくて、嬉しくて。
いきなり飲ませると良くないだろうからと、まだ欲しそうにしていたけど、「吐くと何もならないからね」って赤ちゃんに言いながら授乳中止。
測ると３０ｍｌも飲んでいた。
まだ欲しいと泣き出す赤ちゃんに「ごめんね、ごめんね」って何度も言うと同時に吐かない期待が膨らむ。
これで、少し元気になってくれたら・・・。
そればっかり思っていました。
飲ませてから、ずっと時計と睨めっこ。
３０分をすぎ、吐かない赤ちゃんを見て母と私はホッとしました。
この日は旦那が早く仕事を終わらせたようで、
夜の７時には病院へ。
旦那は母を送っていき、珍しく私の
食料を持って、もう一度、病院へ戻ってきてくれるらしい。
流石に自分の子供の一大事を目の前にして父親心がわいたのだろうか？
母を送り戻ってきた旦那は私と自分の弁当と、なぜか、ワンカップの
日本酒を・・・。
旦那
『もう、帰るのメンドイからここで泊まるわぁ。 ささっ、はよ、食べてねよねよぉー
』
なぬっ！！！？？？エッ? (;゜⊿゜)ノ マジ?
サマンサ
『って・・・何処で寝るん？？ソファーか子供用ベッドしかないで？ええの？』
旦那
『まっ、お前も一人じゃあれやし、今日は泊まったるわぁ。』
アクマでもタカビーな旦那・・・。
二人で弁当を食べながら、大変な事に気づいたんです・・・。
赤ちゃんの出生届！
ださなくちゃ！！
ってかっ！！！赤ちゃんの名前もきまってなぁーーぃ！！！！Σ(゜口゜;
明日にでも
自宅に戻り、早急に名前を決めろと言う旦那。
赤ちゃんを置いて帰れるならＫ病院から転院はしないわぃ！
妊娠中に考えていた名前はドレもコレも旦那がケチをつけ・・・。
出産間近までぜーーんぜん、考えてませんでした。
で、決めていた名前をこのとき話すと、また、ケチをつける・・・。
旦那は私のすることに、一回で「うん」などと言ったためしがない。
必ずケチをつけなきゃ気がすまないみたい。
でも、自分は何もしない。
全部、私に任せると言いながら、(＃￣З￣) ブツブツ言い、ケチをつける。
結局、今回も話してる最中に言い合いになり・・・・。
サマンサ
『そんなに、ケチばかりつけるんやったら、自分で考えてよ！字画もいいの選んでねっ！』
話していてウンザリした私がこう言うと。
旦那
『はぃはぃ、わかりました。もう、何も言いません。はよ、つけてください。』
結局、いつもこう。
話していて疲れたから寝る準備をしていると、旦那が体を摺り寄せてくる・・・。
そのとき、ノック音がして看護婦さんトウジョウ!
(・____________________・)ノ" ビローン
慌てる旦那。(*≧ｍ≦*)ププッ
看護婦さんが出ていくと、何やらドアのとこでゴソゴソしてる。
何やってんの？？？？
って思ったら・・・・。
旦那
『内側から鍵はかけられへんのんかいな？』
(゜Д゜) ハア??
サマンサ
『外側からしかかけられへんで？？？？』
旦那
『(￣－￣メ)チッ エッチでけへんやん。』
って！！！おい！！！
(`皿´)ｳｾﾞｰ
ここに泊まる理由は
それかっ！！？？
この前、数ヶ月はできないって言ったばかりやろっ！！！？？？
ええかげんに
てくれっ！！
この脳内エロ爺がっ！！！
続きは次回。
んじゃ、またぁ。
- 米山 公啓
- こんなに違う! 女の脳と男の脳
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