こんにちは、カシハラです。

 

すっかり今年もはじまりましたね。

1月にさまざまな大事件が起こっていますが、それはさておき2018のヒット予測を公開します。

 

キーワードは「エモ消費」

 

エモ消費とは雰囲気消費のこと。

モノ消費からコト消費へと、変わってきた昨年までと代わって

いい気分にさせるだけのエモいものが流行します。

 

もうすでにモノは持たない時代に入ってきました。

コトも経験することにはあまり意味がなくなってきました。

どういう気分になるか?が大部分を占めています。

 

たとえばVRでの体験は完全なエモ消費です。

じぶんの気分が高揚するだけで、他人と気持ちを共有しているわけではないからです。

 

日本の若者にとってお金を使うのは罪悪、ムダなお金を使うのは馬鹿とまで言われています。

服も自転車も車もぜんぶ一時的に借りるのが賢い庶民な風潮になってきた今日このごろですが、当然流行するのはシェアリングエコノミー。

「シェアリングエコノミー」は流行というより普及ですが、さらに加速します。

 

賢い消費者の見出した節約手段。今年も税金類がどっと上がるので、ますますシェアリングが広がり、ブームになることは間違いないでしょう。ある意味、シェアリング彼氏、シェアリング夫なども流行すると思えわれます。女子からの需要が集中する男子は分け合わないわけにはいかないのです。

 

あとはオヤジ上司が認めやすいリバイバルもの。過去に当たった商品には決裁が降りやすいからです。リバイバルブームは結局オヤジが作り出しているという事実。昭和ブームは昭和おやじが作っていると考えるとわかりやすいですね。

 

さておき映画や文学に関しては、短くて深く考えずオチが予想できるものが主流に。みんな世知辛い人間関係に疲れているので、娯楽にまで思考を必要とするものは流行りません。バブル時代の「軽薄文化」とはまた違った意味での軽さ。

恋愛映画は必ずハッピーエンドが好まれ、映画『君の名は。』のような、内容的には辻褄があわなくてもなんとなくスカッっとするくらいの軽い内容がベスト。文学でも、10行から長くても6ページ程度の短編が大流行しはじめている。特に短歌ブームは2年前から予測していましたが、ちゃんとブームが来ましたね。みんな疲れていて、文学や映画に触れたいがどっぷり深くは欲しくないのも本音。

 

こういった流れを雰囲気だけの「エモ消費」と名付けたい。モノ・コト消費を超えた、エモ消費。気分の良くなること、よくなりそうなものに2018年は注目が当たるはず。