実は7月の頭に実家のある山口県に
帰省してきました。
なんと、8年ぶりくらいに。
永く寝たきりだった本家の叔母の
葬儀のためでしたが
永く里帰りしないでいた
ダメ姪っ子には
故郷の景色、空気の香り、渡る風、
海のゆらぎ、土の色、
歩く道の感触、
記憶をよみがえらせる味、
嫌いだった方言、
ドアの重さ、柱のキズさえも、、、
そこにある全てが五感を刺激して
愛おしくて、せつなくて、、
その全てのルーツに感謝する旅
になりました。


私の父方の実家は、天保年間から続く
家業をしており、そのためその土地には
これに由来する地名がついています。

そんな田舎町の固い格式に反発し
一人娘なのに故郷を飛び出したような
ものだったので、帰るものか、、、
みたいな気持ちがずっと
渦巻いていたような気がします。


その気持ちと同時に、
いざ帰省した時

断ち切ってきた故郷への思いが
押さえ付けてた反動のように
沸き上がって来るのが怖かったんです。

その思いと今回対峙しました。
結果、やっぱり故郷は誇りです!


子供の頃、煩わしくてたまらなかった
様々な格式ばったしきたりも、
今ではそういう環境を与えてくれた
ルーツに感謝です。

道徳や倫理を大切にしながら
天保年間から家業を守り続けてきた
祖先もたまらない誇りです。
(跡取りがいないため、先頃その歴史を
閉じましたが)


思春期の頃、上京したくてしたくて
たまらなかったのは、、

あんなに都に憧れたのはなぜだろう、、
(私達の頃は、高校を卒業すると進学先は
女子はせめて関西までの大学で留まる
ものでした)

ふと、気になって郷土の誇り
吉田松陰先生を検索してみましたら
ありました、ありました、、、




吉田松陰の教え(松陰語録)

至誠にして動かざる者は未だこれ有らざるなり
 至誠をもって対すれば動かすことができないものはない

志を立ててもって万事の源となす
 志を立てることが全ての源

志士は溝壑(こうがく)に在るを忘れず
 志ある人は、その実現のためには、溝や谷に落ちて屍を

 さらしても構わないと常に覚悟しているものだ

己に真の志あれば、無志はおのずから引き去る。恐れるにたらず。
 真の志があれば、無志(虫)は自ら引き下がるものだ

凡(およ)そ生まれて人たらば宜しく人の禽獣に異なる所以を知るべし
 人として生まれてきた以上、鳥や獣とは違わなければなら

 ない。道徳を知り、行なわねば人間とは言えない


 私を使役して、道を行なうが大人、反対に欲望を満足させ

 る事を目的とするものは小人


 長所を伸ばしていけば必ず立派な人になれる


 死んでも志が残るものであれば、いつでも死ねばよい。

 生きて大事を為せるならば、いつまでも生きてそれをやれ

 ばよい。「男児たるものどう生き、どう死ねばよいのか」

 という高杉晋作の問いに対して獄中の松陰が答えた言葉。


 学問とは、人間はいかにあるべきか、いかに生きるべきか

 を学ぶこと


 世間の人にはいろいろなことを言わせておけばいい。私の

 真の心は神だけがを知っている 
             

身はたとひ武蔵の野辺に朽ちぬとも留め置まし大和魂
 身体は武蔵の地に朽ち果てるとしても、私の国を思う魂は

 永遠に朽ちることなくこの世に留め置きたい)

万巻の書を読むに非ざれば寧んぞ千秋の人たるを得ん
 たくさんの本を読んで人間としての生き方を学ばない限り、後世に名を残すような立派な人になることはできない

一己(いっこ)の労を軽んずるに非ざるよりは、寧んぞ兆民の安きを致すを得ん。
 自分のやるべき事に努力を惜しまず働くようでなければ、

 どうして多くの人のために尽くすような立派な人間になれ

 ようか

若し僕幽囚の身にて死なば、吾れ必ず一人の吾が志を継ぐの士をば後世に残し置くなり
 このまま幽閉されたまま死ぬ様な事になれば、私は必ずわ

 が志を受け継ぐ人材を後世に残したいと思う

松下は陋村なりと雖も誓って神国の幹とならん
 松本村はひなびた寒村ではあるが、必ずや日本の骨幹とな

 ろう



長州県民は幼少より何度も松下村塾を
遠足で訪れたり、話題にもなるので
親しんでいたつもりですが
何にも解っていませんでした。
この歳になって初めて教えを紐解いて
言葉がビシバシ響いてきます。

今頃、やっとこの魂が解ったなんて
あまりに遅すぎますね、、
いや解ったなんて軽々しく
言うものではないかもしれません。
その解るも、ピンキリでしょうから。
ただ、生きている間に気付けた
これも叔母の計らいかも
しれません。


なぜか、松蔭先生の言葉の
ひとつひとつが
今のDA PUMPの置かれてる状況と
リンクするようで、、、
新しい時代の幕開けが近い
DA PUMPの♪再登場~が近い
ことを予感するのは
私だけでしょうか。
維新はもうすぐ、、、
なんだか、長州の血が騒ぎます。

 

 

 

 

絶対そばより、うどん!が山口県民ですが、、
なぜか最高に上手い、

頑固おやじの蕎麦屋があります。
その名も「十割や」
頑固とは、仕事に対するプロのこだわり

帰郷時にはまた絶対会いたい仕事人。
十割そばと更級そばの盛り合わせは、まず塩で。

甘みが際立ちます。

 

 

 

 

 

 

地元の酒屋には、どこにもなかった
今、話題の獺祭!
宇部空港に着いた時、奇跡的に
少量入荷したところに遭遇。
出張族が1年通っても買えないそうで
店員さんにタイミング良過ぎで
ラッキーだと言われました。

機内でも、一番前の席が取れていて
ゆったりできてラッキー。
これも、叔母の計らいでしょうか。