資料を整理をしつつ、記憶をたぐり寄せながら記録しておきます。全ての経験にありがとうございます。

 

 

 

 

 

アダルト部門予選プログラム

 

 

 

アダルト部門セミファイナルプログラム

 

 

 

決勝プログラム

 

 

 

「WORLD HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP(HHI)」は、応援するだけでも過酷。

世界50カ国の国代表ダンスチームが、ラスベガスに集結し、予選から決勝まで9日かけて熾烈な戦いを繰り広げるのです。さながらダンスのオリンピックです。

 

私たちが、全米ダンスコンペティションのために初渡米したのは2000年でしたから、約10年でここまでHIPHOPは大きく育ってきました。

 

2000年当時のアメリカのDANCE界は(私たちが出場していたコンペティションも)バレエ、JAZZ系がベースでした。

審査員はJANETやMADONNAなどの売れっ子振付家たち。

参加作品は、そのままブロードウェイで上演されそうなほど良質で、桁違いのスケールに圧倒されたものです。

 

まだ、いわゆるHIPHOP系は、まだまだDANCE界の主流ではありませんでした。

私たちのチームは、これまでのテクニックの中にノリのリズム、HIPHOP要素、JAPANテイストを上手く取り込み、私たちしかできないスタイルで、アメリカに勝負を挑んだのです。

 

全米各地から集まってきた天才キッズやジュニア達は、ほぼ皆、白人。2000年当時、白人以外の出場者は、私たちのチームだけでした。

それが、2013年には、こんなことになっていました。短期間で世界中に受け入れられたのですね。

 

「WORLD HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP(HHI)」はストリート系ダンスのコンペティションになるわけですが、一口にHIPHOPと言ってもそのDANCE要素はたくさんあるので、審査員は膨大な量の国際共通基準(100もの基準があると、審査員の一人であるKAITO氏に伺いました)を習得しないといけません。HIPHOPをHIPHOPたらしめる基準が審査員で共有できていないといけないのです。

 

日本のHIPHOP系ダンスコンペティションも、多くなりましたが、実はその審査基準が曖昧だと感じることも多々あります。DANCEはどこをどう見るのか、、、神聖なる肥えた目で評価することが大切です。

 

DANCEを習う方も、何をどう学ぶことが正しい習得法なのか、、、無駄にならない正しい方法を知ることが大切です。

 

ここにきて、突然それを知るのではダメなのです。

私とDAICHIの、DANCEの第一歩に、世界基準の見方を身に付ける環境があったこと、そのことに心から感謝、、、噛みしめるようにそう感じた世界地球でした。