2020、、、

今年の WORLD HIPHOP DANCE CHAMPIONSHIP 

世界大会は、コロナのため中止になったそうです。

懐かしい資料を整理しながら、あの時、あの場所のエネルギーを思い出しています。

体ひとつで命を表現する世界中のパフォーマー達にエールを送りたいと思います。

 

2013.8.11

世界50カ国、その各国代表チームが集まる中、予選、セミファイナルと勝ち抜いて、最後の決勝の舞台に立てるのはたった8チーム(大人部門)

 

 

 

初めての世界大会でF.L.A.T.がこの決勝のステージに進むことができたのは快挙です。

 

DANCEは、ゴールに点が入って勝ち負けが決まるスポーツとは違いますから、特にまだ歴史の浅いHIOPHOP DANCEの大会となると、勝ち負けを決める審査の評価基準が大切になってきます。

 

そして大会には、それぞれに大会の色!がありますから、何度かチャレンジするうちに、その大会での勝ち方が分かってきたりします。実力があるのはもちろんですが、どこを上手いと評価するかの基準が大会によって、あるいは審査員によってまちまちだと当然、評価のされ方も変わってくるからです。

 

作品全体の完成度、フォーメーションなどステージングの巧みさ、音楽性、ストリートバリュー、オーディエンスを盛り上げるショーマンシップ、アクティング、音の編集&音質、HIPHOPたらしめるノリのビート感、メンバーの波長や目線の揃えさえ大切なポイントです。

反対に衣装、メイク、動きの減点ポイントも詳細に決まっていて注意が必要です。

いわゆるスケート競技にも規定演技があるように、HIPHOP特有の基本的なステップなど、入れなくてはならない動きもあります。

 

「ここまで、審査基準が厳しいとは、、、」メンバーたちは、予選を一つ一つクリアする度に、得点が思ったように伸びない事に首をひねっていました。どの部分が評価され、評価されないのか、どの動きがOKで、どの動きがOKとみなされないのか、がわからないので悩んでいました、、、(審査基準を細かく研究して、国のサポートの元、乗り込んでくるチームもありますから、それに比べると明らかに研究不足でしたが)

規定を熟すことは大切ですが、DANCE大会というより、競技会というイメージ。もちろんパワーやボディの強さは素晴らしいですが、リズムに合っていないから、気持ちの悪いチームもありました。

 

私が一番気になったのは、HIPHOPの決め方!を勘違いしてる国が多かった事。特に男性チーム。怒り狂った形相で、ベロを出して蹴散らす、、、HIPHIPというと、下品にすることがカッコイイと思われた時代もありましたが、コンペティションでそれをするのは、大きな間違いだと思います。

 

「 DANCEは下品にしたらダメ!」私と DAICHIの師匠TONY TEEから言われた言葉です。DANCEも品格が大切ということですが、人は下品を目指してはダメ!ということです。この歳になると、つくづく、人は品格だと思うのです。HIPHOPはストリートの黒人の文化を真似ることから浸透しましたが、反社会的な部分だけがクローズアップされ、ついつい、ワルぶって踊るのがカッコイイと(日本でも)刷り込まれてしまいました。少なくとも、2013年はまだ、下品なチームが多かったことが残念です。

 

ただ、どのチームも規格外のモチベーション!それには脱帽でした。応援団から、パワーが違います。

彼らは、普段から手振り身振り、大きな声、大きなアクションでダイナミックに身体中で自己表現して生活しているのですからね。舞台に上がる前から表現者です。

 

さて、セミファイナルまでは「RED ROCK RESORT」が会場でしたが、ファイナルは超ビッグ会場「ORLEANDS ARENA」になります。全ての本番は撮影禁止ですが、会場までの様子をどうぞ。

 

 


ORLEANS LAS VEGAS到着!

 

 

 

こちらが、ORLEANS HOTEL 

 

 

HOTEL内で食事を済ませて、付随するインドアスタジアム「ORLEANS ARENA」に移動中。広い広い〜

 

 

 

 

 

 

 

HOTEL内を、まだまだ歩く〜

 

 

 

やっと「ORLEANS ARENA」に到着!

 

 

 

本番の様子は撮影禁止でしたが、こちらでチェック!

https://youtu.be/Xg-vxDzfm_U