4月4日(火)はオランダ産シンフォニックメタルの雄、EPICAの初来日公演を観に梅田CLUB QUATTROへ行って来ました!

 

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この会場での平日でのライヴでは定番化しているが、PA卓後方の上段フロアと関係者席は封鎖した状態ではあるが、前方フロアに丸テーブルが設置されていない事から、まぁまぁ、前売りチケットが捌けているのかな?

 

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ステージ後方の上手側にはアリエン・ファン・ウィーセンビークのドラムセットが、下手側にはコーエン・ヤンセンのキーボードが回転可能な台の上に設置されていました。
 

欧州では絶大な人気を誇り、大きな会場でライヴを行っているEPICAがCLUB QUATTROクラスのキャパのライヴハウスで観れるのは、欧州のファンにとっては奇跡的な事です。

東京公演は早々にソールド・アウトになったそうですが、流石に大阪は満杯にはならないですね~…(汗)。

とは言え、この日はZepp Nambaで行われた天才ギタリストの祭典「GENERATION AXE」と日程がカブっていたにも拘わらず、前方フロアには、見栄えが良い程度には観客が集まり、来日ラッシュのさ中である事を考慮すると、なかなかの健闘ぶりでした。

(ROCK ONで政則さんが動員350人程度だったって発表されてました。)

 

開演予定時間の19時丁度に場内が暗転、昨年リリースされた最新アルバム「THE HOLOGRAPHIC PRINCIPLE」のオープニングを飾るインストナンバー「Eidola」がSEで流れ、ドラマーのアリエンが登場し、オーディエンスを煽るとフロアから手拍子が沸き起こる!

続いて他の楽器隊も登場し、アルバムのランニングオーダー通り「Edge of the Blade」の演奏が始まり、歌姫・シモーネ・シモンズが登場し美しいソプラノ・ヴォイスを聴かせる!

 

KAMEROTのキーボーディスト、オリバー・パロタイ婦人でもあり、KAMEROTのアルバムへの客演も多く、日本のメタルファンにも名の知れたシモーネですが、自信のバンド、EPICAでの来日は初めてで、勿論、俺も初めて生で観ましたが、写真で見るよりも美人でした!


バンドは続けて、アルバムの流れ通り「A Phantasmic Parade」をプレイ!

ギターチームは基本的には元AFTRE FOREVERのマーク・ヤンセンが下手側に、アイザック・デラハイが上手側にスタンバイしているが、演奏しながらアクティヴに左右の立ち位置を入れ替わり、オーディエンスを煽る!

また、ギターチームによるグロールヴォイスも、EPICAのサウンドのアグレッシヴな面を際立たせる為に非常に効果的だ。

 

リーダーのマークが初来日の喜びを語った後、シモーネのタイトルコールで2003年リリースの1stアルバム「THE PHANTOM AGONY」から「Sensorium」がプレイされる。

 

アリエンがバスドラでリズムを刻むと、フロアから「E!PI!CA!」コールが沸き起こり、シモーネがオーディエンスにヘッドバンギングを促し、新譜からアグレッシヴな「Universal Death Squad」がプレイされる!

 

再びマークのMCから、2014年リリースの6th「THE QUANTUM ENIGMA」から「The Essence of Silence」、2007年リリースの3rd「THE DIVINE CONSPIRACY」から「The Obsessive Devotion」、2012年リリースの5th「REQUIEM FOR THE INDIFFERENT」からPVにもなっている代表曲「Storm the Sorrow」がプレイされました!

 

シモーネがペットボトルの水を飲みながら「ホットサケ!」を連発(笑)。

よっぽど熱燗が気に入ったんやね(笑い)。

 

2009年リリースの4th「DESIGN YOUR UNIVERSE」からPVになっている「Unleashed」、キーボーディストのコーエン・ヤンセンが首から下げるタイプのアーチ型のショルキー(って言うの、これ?)を使用し、前に出てきて同アルバムから「Martyr of the Free Word」がプレイされる。

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↑写真は海外でのライヴ画像より転用。

 

 

 

6th「THE QUANTUM ENIGMA」から「Unchain Utopia」、そして、シモーネがオーディエンスに一緒に歌うように促し、1stから「Cry for the Moon」がプレイされ本編終了!

 

アンコールの拍手に合わせ、コーエンがキーボードで「E!PI!CA!」コールを促し、オーディエンスがそれに応える。

アリエン、アイザックと3人で演奏を始め、そこにロブ・ファン・デア・ロー(B)、マーク、そしてシモーネが次々と加わり3rdから「Sancta Terra」がプレイされた後、シモーネがオーディエンスにジャンプを促し、「Beyond the Matrix」がプレイされ、ステージ上のメンバーに合わせフロアのオーディエンスもジャンプして場内が一体になりました!

 

コーエンがオーディエンスにウォール・オブ・デスを促し、2005年リリースの2ndアルバムのタイトルトラック「Consign to Oblivion」がプレイされるが、流石にWODにはならず、ゆる~いモッシュが沸き起こりました(笑)。

そのコーエン、曲の途中で前方の柵の内側に降りて観客を交流を図ってました!

 

演奏が終わりエンディングSEが流れる中、カーテンコールが行われ、ベースのロブさんからペットボトルに巻き付けたセトリ、頂きました !!

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先頃行われていた北欧ツアーでは最新アルバム「THE HOLOGRAPHIC PRINCIPLE」に収録された新曲中心のセットだった様ですが、大阪公演では「Once Upon a Nightmare」「The Cosmic Algorithm」「Ascension - Dream State Armageddon」「Dancing in a Hurricane」等の新曲を外し、北欧ツアーでは演奏されていなかった「Storm the Sorrow」、「Unleashed」と言ったPVにもなった代表曲をセットリストに入れて、初めてEPICAのライブを体験する大阪のファンに、すべてのアルバムからEPICAの歴史を網羅したショーを披露してくれました!


そして、実際にライブを体験するまでは、歌姫・シモーネ・シモンズに焦点を当てたバンドかと思っていましたが、各メンバーのアクションが激しく、それぞれ見せ場があり「バンド」としてのバランスも良く、ライブバンドとしての実力の高さを見せつけてくれました!
これまで、シンフォニックメタルファンの中では評価が高く、来日が望まれていたバンドでしたが、良い具合に熟成されて、最高の状態で「初来日公演」を実現してくれました!

 

EPICAが大阪で観れて本当に良かったです!

 

 

EPICA @ 梅田 CLUB QUATTRO (2017.04.04.)セットリスト
SE. Eidola
1. Edge of the Blade
2. A Phantasmic Parade
3. Sensorium
4. Universal Death Squad
5. The Essence of Silence
6. The Obsessive Devotion
7. Storm the Sorrow
8. Unleashed
9. Martyr of the Free Word
10. Unchain Utopia
11. Cry for the Moon
Encore
12. Sancta Terra
13. Beyond the Matrix
14. Consign to Oblivion
SE. Outro