【中学受験】小学校をいつから休むか。 | 傍流のアメリカ大学受験

傍流のアメリカ大学受験

都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

 

 

 

 

 

2020年1月15日(水)   雨

 

 

 

 

 

たった一度、息子とともに中学受験を経験しただけですが、

我が家の経験談が参考なるといってくださる方がいてくださり、

大変励まされます。

わざわざ「いいね!」してくださる方も、本当にありがとうございます。

(特に塾の先生方や、終了組の方からの後方支援は

本当に励まされます!ありがとうございます!)

 

 

受験の乗り切り方はお子さんの個性によって違います。

詳しくは、頼りになる塾の先生に

「うちの子の場合、どうしたらいいか。」と相談できることが一番いいと思います!

 

 

我が家の経験談は、

「こんな風に受験した家もあったのね~。」

くらいに、かる~く読んでいただけたら書いている私も気が楽になります。

 

 

絵馬 絵馬 絵馬 絵馬絵馬 絵馬 絵馬 

 

埼玉受験を終えられて、

一部の方はこれから千葉受験へ向かわれることでしょう。

今では、千葉受験が本命の方も多いですよね。

 

そして残りの大半の方は、

このまま2月1日の東京・神奈川での受験を迎えられることと思います。

本番までちょっと時間が開きますね。

 

 

 

さて、残りの15日間をどうやって過ごすか。

 

「1月に学校を休んで勉強する子は本命に落ちる」

なんて不穏な話も聞きますし、

 

かといって、実際には小学校を休み、家でがっつり勉強している

ライバルもいるわけで、そんな話を聞くと親はどうしても焦ってしまいます…。

 

 

我が家も、さんざん悩みました…。

 

「いつから休ませるか。」

 

 

 

息子が通っていた小学校は、中学受験率の高い学校でした。

誰が入試のお休みで、誰が家庭学習でのお休みか分からないほど、

1月中は常にパラパラとお休みの子がいる状態だったようです。

インフルは全く流行っていない年でした。

 

 

小学校にも、中学受験生を見守る、寛容な雰囲気がありました。

学年の先生方は、

「子ども自らが自分の進路を選ぼうと努力しているのだから、

学校はそれをサポートしなければならない。」

とおっしゃってくださり、

校長先生を始め、学校全体から応援していただきました。

 

そんな小学校だったので、1月の宿題は6年生全員が任意提出。

「書き初め」を含め、

強制で仕上げなければならない課題は出されていませんでした。

 

 

 

こんな風に中学受験生を応援してくれる校長先生ばかりではないと思いますが、

首都圏で中学受験を選択する家庭が一定数存在する今、

公立小学校も柔軟な対応ができる方向に向かうことを願っています。

 

 

 

入試のずいぶん前から小学校を休む理由は、ご家庭によっていろいろでしょう。

 

・  感染症予防のため

・  過去問がまだ終わらない

・  学力に不安がある

・  小学校へ行って無駄な体力を消耗したくない

 

 

 

1月を全部休んでしまうのは、さすがに期間が長すぎるし、

子どもにとっても「平常心」を保ち続けるのを難しくさせる気がします。

 

結果的に日々の勉強のペースが乱れてしまうリスクが増す可能性があります。

 

 

 

私は、子どもが小学校を休みたいと言ったらいつでも休んでいいよと

言うつもりでいましたが、

実際は「気分転換になる。」と言って小学校に行きたがっていたので、

入試日前以外は、普通に小学校に通っていました。

(まあ、一日中勉強することから逃げたがっていた、と言うのもあったでしょう。)

 

2月1日(金)の週は、さすがに月曜日~木曜日まで、

感染症予防も兼ねて、お休みさせました。

 

 

 

一番まずいのは、子どもが学校に行きたがっているのに

親が「休みなさい」と強制して勉強を強いることです。

強制された勉強で、身に付く内容はほとんどないですから…。

 

それに、1日まではまだまだかなり日があります…。

 

 

これは塾の先生方にさんざん言われることだと思いますが、

入試期間中は、新しいことには手を出さず、

今まで学んできたことをきっちり自分の中に落とし込む、

自信をつける確認のための勉強が大事になってきます。

 

 

学力を上げよう、少しでも合格に近づけよう、

 

 

親がそう言う期待をもって学校を休ませ、課題を与え1月を過ごすことは

結果的に残念な結果に近づいてしまう原因になるかもしれません。

 

 

子どもが自分の意志で小学校を休みたいと言っているのであれば、

子どもなりに理由があるのでしょうから、休ませてあげたらいいと思います。

 

そして、それならば本来学校のある時間をどうやって過ごしたいかを

親子でよく計画をして、

少し長い期間休んでも、私はいいんじゃないかと思います。

 

 

うちの子には学校へ行く時間が気分転換になっていましたが、

子どもによっては、学校の人間関係がストレスであったり、

居心地が悪く、心のペースが乱れてしまう、と言うこともあるかもしれません。

「家で勉強したい。」だけが休みたい理由じゃないと思うので、

休んでのんびり過ごしていても、それに罪悪感を感じる必要はないんじゃないかと思います。

子どもにとっては、今まで経験したことのない非日常的なストレスを感じる日々なのでしょう。

 

 

じゃあ小学校を休むのであれば、せっかく頭の冴えている昼間の時間なのだから

あれもこれも勉強してほしい、と欲張ってしまうのが親の常なのですが、

この時期、勉強量を増やすことは、やはり子どもの日常を崩してしまうことにつながるので、

お勧めしません。

 

 

最後の最後まで学力が伸びるのは、結果論であって

それを目指して詰め込むと、いろいろなものが子どもの中で破綻してしまいます。

今は、もはやそう言う時期ではありません。要注意です…。

 

 

小学校をお休みしたならば、一日中ガツガツ勉強するのではなく、

時間帯別に色を付けて過ごすことをお勧めします。

 

 

午前中、

入試開始時間と同じ8時30分から過去問を解く、

入試時間を意識して科目ごとに50分刻みで勉強する、

などの時間、勉強のゴールデンタイムですね!

 

 

この時期、大事なのは勉強量より、

「50分の使い方」です。

(意外と小学生、50分持続して集中するのは難しいですヨ。)

 

 

 

昼食後は、のんびり過ごす時間を設けてあげたらどうかなと思います。

どうせ、小学校にいっていれば、ぼーっと過ごしているはずの時間なんですよ。

頭を使わない時間(=休める時間)も、ものすごく大事です。

 

(ただ、そうは言っても受験生なので、なんでもアリではないでしょう。

さすがにゲームなど、時間に区切りの付きにくい息抜きはこの時期NGですね。

テレビ番組30分とか、YouTube1番組とか、区切りの付けやすい自由時間がいいです。)

 

 

それで、夕方からはまた頭をフル回転にして、塾の授業に参加するなり、

自習室で勉強するなり、しっかり3時間、集中して演習をしたらいいでしょう。

塾が子どもにとって一番気持ちが休まる場所だと思います。

できる限り最後まで、いつも通りに通えたら達成感も味わえるしいいと思います。

 

 

ここからは、学習量より、時間の使い方がキーポイントです。

特に、「50分間しっかり集中しきる脳を作る。」

そのための気持ちの切り替えと意識を高めていく練習が有効だと思います。

 

集中力が高まっていれば、

本番では、よりふだんの力が緊張の中でも発揮しやすいことでしょう!

 

 

残り15日間、悔いのない時間をおすごしください。

応援しています。