【中学受験】6年生の国語学習必勝法 | 傍流のアメリカ大学受験

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都内私立中高一貫校の高校三年生。米国大学進学準備に奮闘中。
純ジャパ(日本生まれ日本育ち、海外経験ゼロ)の息子がどこまで挑戦できるか、親もつたない英語を駆使して情報収集に格闘しています。

2024年3月29日(金)  

 

 

 

 

 

先日の国語の学習法について

その後数名の方にお問合せをいただきました。

私などを頼りにしてくださって、本当にありがとうございます!

 

さて、ひさぺー先生のオンライン国語家庭教師は、

5年生は満席になりました。

 

6年生は、4月までは枠を開けておいてくださるとのこと。

 

6年生からのご相談で多かったのが

「今から国語に注力して、受験までに間に合いますか!?」と言ったもの。

 

私からのアンサーは

「いやいや、まだ間に合うよ!

国語が足を引っ張っている自覚があるなら、

6年生の4月が、なんとかできるラストチャンスよ!」と

声を大にして言いたいです。

 

 

国語と言う教科は、学習の成果をすぐに確認しにくいため、

つい後回しにしてしまったり

「うちの子は、こんなもんだ。」

とあきらめたくなったりするものです。

 

でも、低迷している原因は、

お子様の学習能力の限界によるものではなく、

単に勉強方法が正しくないからなのかもしれません。

 

 

特に、算数と国語の偏差値差が大きい場合、この可能性が大です!

 

いや、小学生の学習内容で、そんなに理系・文系などと言う差はあるはずがないです。

学習方法を疑ってみた方が良いです。

 

 

国語の入試問題は、

正解・不正解の線引きがハッキリしています。

そうでなければ、採点があいまいになってしまいますからね。

 

選択肢の選び方、記述の書き方、本文からの抜き出し方、

国語の文法と語彙にのっとり読み進めたら、

必ず「こう答えるよね。」という解答の法則があるのです。

 

だけど、国語の問題は、いつも出題文が変わるし、

記述だったり、選択肢だったり、抜き出しだったり、言い換えだったり、

出題のされ方も全然違うし、

「再現性がない」ように見えます。

 

でも、本当は明確な問題文の読み方のルールが存在しているのです。

 

 

世の中に、国語をもっと論理的に教えてくださる先生が増えたらいいのになあと思います。

 

息子が通っていた塾の先生は、その論理的思考力を鍛える点において、エキスパートでした。

先生ご自身も「算数ができる子の方が、国語の学習成果は上がりやすい。」と断言するほどでした。

実際に、算数と国語の偏差値に15以上の開きがあった息子も、

最終的には、10以上国語の方が上で安定するようになりました。

 

 

国語の指導の難しい点に、生徒が誤答した際に

「なぜ、それが正しいと思ったか。」という誤答への道筋が、

生徒ごとに違う点にあるのだと思います。

 

 

算数であれば、短い出題文あるいは数式と言った限られた条件の中で回答するので、

誤答のポイントが明確で、一斉クラスへの説明でも各生徒が理解できるという面があります。

 

一方で国語は、その誤答に至る根拠が一人一人違うため、

画一的な、一般的な解説では理解できない、納得できない子が一定数出現してしまうのかと思います。

 

 

個別指導の良いところは、

どうしてそれが正解と思ったか、先生が生徒に対し解答の根拠を聞くところから指導が始まるので、その子の思考に合わせた解説を先生がしてくださる点にあります。

 

 

息子の塾も、国語は算数と違いクラスは4人しかいなくて、ほぼ個別の解説を受けることができ、最終的に国語は一番安定した教科になりました。

塾の先生がおっしゃっていたのは

「国語に塾代をかけるのは小学生時代が最後だから、

ここで文法と語彙のルールをしっかり学んでください。」

と言うものでした。

 

そのとおり、息子の現代文の成績は、高校でも塾無しで安定しており、

やはり中学受験時代に国語を捨て科目にしなくて良かったと救われる思いがします。

 

国語は、一定のルールを理解した後は実践あるのみなので、

過去問に取り組む時期が一番早い教科でもあります。

 

早い塾だと夏休みに入ったらすぐに、安全校からスタート

遅めの塾でも、お盆明けからは適正校・チャレンジ校の過去問に取り掛かります。

 

つまり、6年生の4月~7月が、

論理的読解のルールを学ぶ最後の期間になります。

 

また、過去問の取り組みは、それらを解くということ以上に、

学校の出題意図をしっかり分析し、対策と方針を立てることが重要です。

それらを個別に対応してくれる塾は残念ながら少ないので

たいていは親が担うことになります。

 

 

国語の成績が安定していると、

他の教科で「まさかの!」という事態が起こっても

自分を助けてくれる教科です。

また、国語はどの学校も、入試において一教科目に設定されています。

一番緊張して、一番集中が難しい一時間目の入試教科。

ここを自信をもってサクサク進めるか、不安いっぱいな心理状態になるかで

そのあとに続く三教科にも大きく影響してくるところが要注意です。

 

 

どんな形でもよいので、国語は捨てないで!と励ましエールを送りたいです。

そして、6年生の夏休みまでの学習時間の割合は変わらず

算数 5

国語 3

理科 1

社会 1

で、進めての欲しいです。

 

その「3」もある国語の学習時間、

確実な実力がついていく有意義な勉強を進めてください。

 

 

ひさぺー先生が、6年生に向けて面白い記事を書いてくださっています。

個別指導が最適解かは分かりませんが…、

国語は、入試当日は本当に重要なキー教科となるので、

あきらめないで、すてないで、質の高い学習を続けてほしいです~!

 

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