▼「馬場」のお勉強(その2)
馬場ですがもしかしたらこのあいだと少し被ってしまうところがあったらお許しを…。
芝の話になりますが、内が伸びない馬場で差しが決まらない馬場ってどんなことかご理解いただけますでしょうか?差しと言っても、正確には何番手追走が”差し”と言う決まりはないと思うので、どうしても人によって”差し”の取り方が違ってきてしまうと思います。
タイムリーな話になってしまうのですが、今(00/12/17)の阪神の芝なんかは、行った馬が捕まり差してくる馬は届かないと言った馬場だと思います。
と、言うのは、内が荒れていれば前に行って内を通った馬は伸びきれないのはご理解いただけると思います。秋の福島最終開催のように内が明らかに荒れていて逃げ馬さえも、外の方を回してくるような分かりやすい馬場の悪さは別として、内の3~4頭分が伸びない馬場と言うのが、存在します。ただ、それでもギリギリで掲示板に残ったりはする馬場なんで、ジョッキーもロスなく内を通してくるのが見ていて分かると思います。
ただし、直線に出て外を回して差してきたのでは、3着争いに絡む程度で終わってしまうんですわ。(明らかにペースが速くなりそうなときは別な場合もあるので勘違いしないで下さいね。)
では、どのように馬券に繋げていったら良いのかというと、真ん中枠くらいで道中4,5番手に追走し4コーナーで外に回して内から4,5頭目を通してくる馬を探したらええわけです。
「そんなん分かるか!」と言う方も居てるかも知れませんが、出馬表に色塗りをしてキッチリと毎回展開を読んでいる人なら、たいがい目途はつくと思います。
全部が全部分かるわけでもなく、そんな馬場の時はそれが分かったレースしか手が出せないくらいややこしいと言うことですわ。(~_~;)
当然ながらそんな馬場の時はペース一つで前が残ったり、差しが決まったりとややこしいです。ただし、どんなときもどの位置が伸びるのかと言うことを少しでも気にしながらレースを見ていると自然とわかってしまうもんやと思います。
また、ペースと言うのもタイムがどうのってゆうている人ほどあてにならんもんですわ。(^^ゞ
速いなら速いなりで、どこまで前が残っているのか?遅いなら遅いなりで、差してきた馬がどこに居てるのかをキッチリとチェックできたらええんちゃいます?
あくまでも私の場合なので、合っているかは分かりませんが…(^^ゞ
タイム自体はあんまり気にしてないのとタイムで馬場が分かるわけがないと言うのが持論です。
もし、内から外まで全部同じ馬場状態やったらタイムで俗に言う「時計のかかる」とか言うのは分かりますが、内から外まで全部同じ馬場状態なんて普通に考えても無いことは分かってもらえると思います。
あくまでも個人的な見解としては、「そんなことどうでもええやん(~_~;)」と思ってしまいます。
馬場のどこが伸びるか、自分が分かって、どの騎手が分かっているかが分かって、どの馬がその位置を通りそうかが分かって、当たればいいと思うんです。``r(^^;)ポリポリ
極端に言うと、同着の1着で、道中の位置取りも同じで、最後の直線で荒れた内を通ってきた馬と内から4,5頭分の馬場のええとこを走った馬では同じタイムで同じ着順なんやから力が一緒か?言うことです。(^^;;;
特に芝の傷みやすいローカル開催では毎日注意して見ておかないと、毎日違う馬場になるので、ある意味自分が分かりやすい馬場になるまで待つと言うのも勝つためには必要かもしれませんね。(^-^)
ダートの話ですが、今年の暮れの中山のダートは先日「寝言」や「掲示板」などにも書いたのですが、前の開催のダートとは明らかにちゃいますよね。
前開催の京都・東京のダートも明らかに替わってましたし、JRAの何の目的か分かりませんが、今の中山を以前のように買うている人は、全然馬券になってないと思います。(^^ゞ
教科書通りの考え方やとこう言うときに臨機応変に対応できなくなってしまうともったいないので、どうせやったら教科書と違ったことを発見して少しでもええ配当をもらってしまった方が得やと思います。
ただし、あくまでも推測ですが、このダートは年内までやと思います。年明けからは、冬のダート開催が始まるのと当然ながら寒くなってくるので、JRAも凍結防止剤とかをバラまいてくるので、年末と年始ではまた違う競馬場のようになってしまうかもしれません。(推測ですよ……。)
ちょっとだけでももう少しだけ馬場をゆっくり見てもらえれば、もっと競馬が面白くなると思うので出来れば実戦していただけたらと思います。(^-^)
できるだけ、教科書通りと言うのは突き破って欲しいですわ。ただ、教科書と言うのは当然ながら、土台としては必要なことと思いますし、基礎がなくて応用というのは危険な気もしますので、段階を踏んで教科書に縛られない頭の柔らかい考え方が馬場と言う”生き物”に接する大切さやと感じてます。