古来から龍神が宿る🐉と言われる乙川龍宮渓谷。
通常「めのうづ」で龍笛を握りしめながら
私はしゅんと落ち込んでいました
今回の神職試験には必須の雅楽演奏、龍笛。
試験前日になっても
吹けません…
「私こんなに吹けないんです。
でも聞いてくださいませ
( ; ; )」
と、
川に向かって自虐的な自己紹介もしました。笑
しばらくすると
「楽しんで奏でるが良い」
という言葉が!
ストン、と頭に降りてきました
(いえ正確には
〝思わせていただきました” が 自然です)
『越殿楽』という雅楽の最初の部分を吹いてみる。
スカスカした音が 淋しく流れる…
すると
それまで風を受けて波を立てながら
流れていた水面が
急に
シン…と静まり返りました
波立つのをやめたんです
(何でもいいから吹いてみよ)
と 次の音を待ってくれています
水面は一枚の巨大な鏡のように固まり
じっと空を映しながら 次の音を待っています
やがてまた
波が立ってきました
何かが 近づいてきたようです
静かに吹くと “ふくら“ の音が出ました
立ち上がって吹いてみました
空を見ながら 上を向いて吹いてみました
今度は 少しリズムをつけて
腰を左右に振って吹いてみました
気がつくと360℃回転しながら
空を仰いで吹いていました
なんだか楽しくなってきました
“ピーィィィォ“
あっ
『責め』の音が出てる!!
10ヶ月と17日間、
全く出なかった龍笛が…
出た‼️ 出てる‼️
😭
実際の現場の記録です↓
…テスト当日。
私は半ば囃子の笛吹のように舞いながら
ビデオカメラを回す試験管の前で
立って軽く腰を振りながら吹きました
楽しく、軽く、舞うように。
さ〜、果たして試験結果は……😅