政府は行政手続きのインターネット申請(オンライン申請)普及の策として、インターネット申請を利用した場合の減税措置が今月末で終了します。

税務申告もインターネットで申告すると減税措置がとられていました、同様に終了です。

減税額は1申請につき、上限3000円ですが、不動産の数が多い場合には、申請を分けることで大きな減税となるケースもあり、利用者である市民の皆様にとっては有益な制度でした。


私自身、所属会においてインターネット申請を会員に普及するお役目を仰せつかっておりましたので、かなりインターネット申請の勉強をさせていただきました。

お陰様で、私の事務所では、特に紙申請をする事情が生じない限り、インターネットで申請をしております。


新しい制度が生まれた時には、それを推進しようとする人々と危険だから利用しないという人、しばらく様子を見る人・・・・等、対応が様々ですね。


人生も後半に入ると、あまりリスキーな事は避けたい(面倒くさい?)と思うことが多いのですが、「探求心を失うことは、人生の終焉を迎えることと同じだ!」と自分自身を鼓舞し、何とか若い世代について行く努力をしています。


電子機器の発達はめざましいものがあり、新しい物好きの私ですが、かなり遅れをとっている分野が出てきました。しかも、現在使用している電子機器であっても、その能力の30%も活用できていないのかも知れません。


私たちの仕事の一部に書類の作成がありますが、書類は「紙」から「電子データ」に替わり、「筆」が「和文ワイプ」に替わり、「和文タイプ」が「ワープロ」に替わり、「ワープロ」が「パソコン」に替わりました。

初めて手にしたパソコン(カセットテープにデータを記録していました)や携帯電話(トランシーバーのような重たい電話機でした)も、今では懐かしい思い出となってしまいました。



電子機器は文明の発展と共に変容してきましたが、市民の皆様に役立ちたい・・・という思いは、現在も脈々と私たち専門職の心に生き続けていることに幸せに感じる今日この頃です。