ひでです。お早うございます。ジャイプールでの観光を終え、お昼を食べてアグラーへ向かいます。もうカレーは飽きました。でも、インドではカレーを煮込み料理ぐらいにしか思ってないようです。なら、あのスパイシーさを何とかしてください。
「スパイシーですか?」。とガイドさんに聞いてもいつも答えは「ノープロムレムですよ」だって。ガイドさんは嘘つきです。笑
食後、「ジャイプールは宝石の街なんですよ。デリーより3割以上安いです。行っていいですか?。お勉強するだけですから」と言うんで「私たちは宝石に興味がないんで買いません。お土産にしても偽物で十分なんで別に本物は要らないです。それでもかまいませんか?」と言うと「良いです良いです。OKOK。行きましょう」と言うんでついていきました。
日本語が堪能な店員さんが出てきて色々説明しますが、ハナから買う気がないんで右から左に聞き流します。
ツアーだと必ず誰かが買ってくれるんで良いんですが、自分達だけですから要らないものは要らないときっぱり言わないと帰れません。
こんな事をしてる間にアグラーを目指さないと5時間以上かかっちゃうのに。と言うと「大丈夫、大丈夫」って何が大丈夫や!(ガイドさんいつもノープロブレムなんです。笑)
車は郊外へ出て、空気は良くなったんですが、車の運転は相変わらずです。パパ~と鳴るホーンは、邪魔だと怒っているわけではなく、ここに自分が居ますよ~と言う自己主張のような気がします。日本人は自己主張が出来ません。なのでホーンは鳴らしません。
田舎道を2時間ほど来たところにチャンド・バオリがあります。皆さん階段井戸って知っていますか?一番有名な階段井戸は王妃の階段井戸(ネットからお借りしました)と呼ばれる世界遺産ですが、
旅行社と話をしていると、それを見るために1日かかるそうなんで、「どうしても階段井戸が見たいんで、どこかに無いですか?」と聞いて、紹介されたのがチャンド・バオリです。
ジャイプールから100km位、破壊された寺院の跡が見えたらチャンド・バオリに到着です
日本の井戸と言うと丸い土管に釣瓶をかけて、桶をするすると降ろします。私の家は小さいときは釣瓶井戸でした。それからギッタンバッコン(何というのか分かりません)の井戸になり、最後にはホームポンプになりました。手で汲む辛さはお風呂の水を張るとこでした・・・私のことはもういいですか?。笑
インドの階段井戸は地面を掘り下げ、階段で水面に行けるようになっています。
特に水資源の乏しい西インドの乾燥地帯では大規模なものが多く、王妃の階段井戸以外にも有名なものが沢山残っています。
うちの奥様にも階段井戸に行くと言ってありますが、「階段?井戸?」と言うだけで、意味も解らず期待もしていないようです。
階段井戸を見た途端「なんやこれ、凄~い」の一言です。
チャンド・バオリは、8~9世紀にこの地域を支配していたチャンド王によって建設されました。深さは約30mで、壁面は全部で13の階層に分けられていて、それぞれの階をつなぐ階段が斜面一面にめぐらされています。
階段や斜面には豪華な彫刻はありませんが、幾何学図形のように繰り返す階段は、太陽の光と影のコントラストで凄いです。階段の総数は全部で3500を数えるそうです。凄いの一言です。
これでも世界遺産じゃないんですよ~「これくらいのものは沢山あるんで」だそうです。恐るべしインド!
階段井戸は主に雨季の雨を貯める人工的な溜池です。それと、地下の水源から水をくみ上げるための物です。ですが、日が差さない地下にある建物は、影になるのと気化熱で気温が下がるので、奥のほうは地上より6度近くも気温が下がるんですって。
そのため、この階段井戸は夏の間は王様一族の避暑地としても利用されていたと言う事です。正面に見えるのが王一族の住まいだったそうです。
実際に巨大な階段井戸を見ると、井戸というにはあまりにも壮麗な姿で、夏の間の王宮として利用されたのに加え、乾燥期には一般の庶民が畑の水を取りに来たりしたそうです。
チャンド・バオリのすぐ上には寺院があると言う事は、階段井戸が宗教にも関係していたとは考えられませんか?。目をつむると、バオリで沐浴をして寺院に詣でる人々の姿が浮かんできませんか。
これだけ巨大な井戸は大いに王の権威を示すことが出来ますよね。大きく壮麗な井戸を見たら庶民はひれ伏すに違いはありません。それに、その井戸を使わせてもらうんですから王の権威は否が応でも高まりますよね。
何度見ても凄くて、ため息が出るような姿でした。因みに以前は柵なんてなかったんですが、崩壊や落下の危険があるということで封鎖されています。もし柵がなければ・・・でも、怖くって近寄れませんよ。笑
すぐそばにあった破壊された寺院はヒンドゥー教の寺院だったそうです。イスラム勢力に破壊されたとかで・・・勿体ない事です。
チャンド・バオリの回廊部分に、その寺院から出土した彫刻が展示されています。
ぐるっと回ってみながら
当時の巡礼者が押し掛けるさまが目に浮かびますね。
何度も言いますが、こんな立派な階段井戸が世界遺産じゃないなんて考えられませんね。
遺跡を出ると雨が強くなってきました。
途中でトイレ休憩です。止まるとすぐに「チャイ飲みましょう」インドはトルコより凄いチャイ文化ですね。と言うより、あんたが飲みたいだけやろ。
雨の中どんちゃん騒ぎの行列が
走っている途中なんで絵は流れますが
結婚式でした
長い行列は
会場まで続いていました。
やっとホテルについて、
部屋に荷物を置き、レストランへ行くと、メニューを渡されて???ブッフェじゃないの?
それに、今はもう10時半ですよ~いつもならもう寝ています。こんな行程を組むインドの旅行社も旅行社ですが、こんな時間に集まっているインド人もインド人です。あきれた。
メニューが読めないんで、ドラえも~ん。翻訳コンニャクです
それでも来たのがこんなに沢山。魚料理を頼んだのに、これってフィッシュアンドチップス?。イギリスの美味しくない郷土料理のようです。半分以上残しました。涙
出ようとすると会計で呼び止められました。1790ルピー(3500円くらい)だそうです。?食費は全部旅費に入っているのにおかしいんですが、語学力がなくそれを説明できないんで取り敢えず支払いました。
でも、もじもじしているのはなぜ?部屋に帰ってよく考えたら、もしかしたらチップだったんでしょうか。まあ、いいや
今日も寝たのは11時を過ぎてました。
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