ひでです。お早うございます。今日は旅の6日目折り返しになってしまいました。私は残念ですが奥様は早く帰りたそうです。つかれたのかな?旅行社がもう少しのんびりした旅程を組んでくれたらよかったのにな~。

でも、あのご飯を毎日食べる苦痛の方が大きいのかな?。こんなこともあろうかとレトルト粥を2個買っていったんですが、もう少しあってもよかったのかな私も食べたいんで。笑

今日は6時にホテルを出て、ガンガー(ヒンドゥー語でガンジス川の事)で沐浴を見て、ホテルへ帰って朝食を食べるという予定ですが、その前に、風呂場に吊った洗濯物が乾いてなかったんで、部屋の中に吊りなおして観光に出かけます。

さて、ガンガーについておさらいです。ガンガーはヒマラヤ山脈に端を発して、中国、ネパール、インドを通りバングラディシュのベンガル湾に注ぐ全長2500kmに及ぶ大河です。因みに日本一長い信濃川は367kmですので、それだけでも拝みたくなるのが分かります。笑(ネットからお借りしました)

そんなガンガーはヒンドゥー教徒にとってはとっても大切な聖なる川なんです。

(近くで車を降りガンガーまで歩きます)

インドの人口の80%ほどがヒンドゥー教なんでざっと11億人。それだけの人が一生に1度は訪れたいのがガンガーです。ガンガーには3カ所?ほど聖地があって、そのうちバラナシは一番有名です。

朝早いのかそれほど人はいませんでした。

そんなバラナシなんで、木賃宿(言い方が古い)の様なホテルが沢山あって、それでも入れない人は地べたで雑魚寝ですって。

じゃあ、なにが聖なる川かと言うと、神話ではガンガーはブラフマー神の身代わりで、人々を浄化し、救うことを目的として天界から地上へと降り注いでいると伝えられています。

そして、ガンガーが天界から地上に降り注ぐ途中に、ヴィシュヌ神の足を通り、足を清めました。ヴィシュヌ神は非常に清らかな川として褒めたたえ、その水を飲むことで、悪から身を清めることができると伝えました。

そしてシヴァ神はというと、天界からのガンガーの流れが彼の髪の中を通って地上に流れることで人々に恵みをもたらすと考えられています。因みに、ガンガーは女神でありシヴァ神の奥さんのパールヴァーティーの妹という設定になっています。

(そろそろガンガーが近いのか人が多くなてきました)

そんな聖なる河ガンガーで沐浴することは、ヒンドゥー教徒にとって非常に重要な宗教的意義を持つんです。

(そろそろガンガーが見えてきそうです。ドキドキ)

先ず、ガンガーの水は聖なる力を持ち、沐浴することで自分の罪を洗い清め浄化されると考えられています。

また、その聖なる水は健康に良いと考えられています。ガンガーで沐浴することで、様々な病気や不調を癒す効果があると信じられています。でも、免疫力のない日本人が沐浴すると病気になりそうです。笑

(これがガンガーです)

さらに、ガンガーの水は、あの世にいる祖先の霊に幸福を与えることができると考えられています。ヒンドゥー教では、あの世は苦しみや不快感に満ちた場所とされています。死者の魂を浄化し、死者の魂の輪廻転生がスムーズに運ぶのを助けるとも考えられています。

そして霊験あらたかなガンガーの水は「決して腐らない」と信じられていて、その水をお土産に汲んで持ち帰る人がいるんです。村へ帰ってからガンガーに来られないヒンドゥー教徒にガンジス川の水を渡すとたいへん喜ぶと言われているんです。

(あちこちに空の容器が売られていました。これに水を汲んで村に持って帰るんでしょうね)

ガンガーには沐浴の他に、ガンガーで死に、その灰をガンガー流せば輪廻転生の苦しみから解放されると信じられています。

仏教も悟りを開き、輪廻転生からの解脱を目指しています。(仏教学者ではないので上手く説明できません。間違っていたらすみません)

ヒンドゥー教にも輪廻転生の思想があって、生前の行いによって次に生まれる世界が決まるとされています。輪廻は永遠に続き、次にどんな世界に生まれ変わるのかが分からないので、輪廻の世界は苦しみなんです。

(どれかに乗って漕ぎ出す様です)

しかし、ガンガーに遺灰を流すことで輪廻の苦しみから抜け出し、永遠の幸せを手に入れることができるのです。

仏教もヒンドゥー教も同じようなことを言っていますね、それは仏教がヒンドゥー教から派生した(間違っていたらごめんなさい。ゴーダマ・シッダールタが元はバラモン教徒じゃないかと思いますので。ヒンドゥー教では、仏陀はヴィシュヌ神の化身と言われていますから)ものじゃないかと思います。ただ大きく違う所はカーストがないところです。

(私たちは3人なんで小さい船なんだろうな~)

お兄さんが来て小舟はガンガーに漕ぎ出します。

カモメではないんでしょうか?餌売り小舟が来てベビーラーメンのような餌を買って撒きながら「この鳥もヒマラヤから巡礼に来ているんですよ」って本当なのか分かりません。

バラナシは、ヒンドゥー教、ジャイナ教、仏教の聖地としても有名らしいんです。死者を送り出すための儀式や、浄化のための沐浴が行われることから死者の都とも呼ばれているそうです。

エジプトのルクソールでは、ナイル川の東側は生者の都、西側は死者の都で王家の谷がありましたが、

(ガンガーの東側は何もありませんでした。日の出が近いです)

ここは死者の都も生きている人の都も兼ねていました。笑

インドは下水道とか浄化槽なんかが未発達なんで、ガンガーには生活排水が流れ込んでいます。同時に多くの工場からの廃水が垂れ流しになっていて、臭いでもするんじゃないかと構えていたんですが、普通の変わなかったんで人差し指一本沐浴しました。写真は無いんですが。

ガンガーの日の出です。

ガンガ~に来たぞ~。

沢山あるガート(階段状の所)では沐浴する人たちが居ました。

もっと沢山いるのかと思いましたが、見学の人の方が多いんです。笑

男の人は上半身裸で沐浴していましたが

女に人はサリーを着たまま沐浴していました

もうすぐ久美子ハウスですね

 

あれあれ。あれがかの有名な久美子ハウスです。

久美子さんは東京で、訪日中だったインド人の旦なさんと結婚して、約40年前にインドに渡ったそうです。今でも混沌とした、インドの中でも特に訳の分からないバラナシで、40年も前に日本人でここに住むってものすごい勇気だったと思います。

結婚して数年後、旦那さんの発案で、バラナシでの一人ぼっちの生活に疲れ果てた久美子さんに、日本語で話ができる空間があれば寂しくないと、自宅を改装してゲストハウスにしたそうです。

それから三十数年、こんな石川の田舎者にも知れ渡る有名なゲストハウスになりました。でも、床にマットレスを敷いて雑魚寝で宿泊していたということですから、今泊まっているホテルでも「ホテル代ケチったやろ」と言う奥様は泊まらないだろうな~。笑

でも、今は息子さんが経営する「ニュー久美子ゲストハウス」が近くにあるそうで、こちらは全室個室なんだそうです。これだったら奥様も泊ってくれるんでしょうね?。そうでした、インドは2度と行かないんでした。笑

お花を売ってる船から買いました。

あの煙突が建っているガートは火葬場だそうです。

ご先祖を供養するためにお花を流します。

南無阿弥陀仏、南阿弥陀仏

そろそろ帰りましょうか

ガンガーよさようなら~。

向こうに今から行くマニカルニカ・ガートが見えます。

 

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