ひでです。お早うございます。説教をしたサルナートを皮切りに、悟りを開いたブッダガヤへ行き、沐浴した尼連禅川を眺め、乳粥をくれたスジャータを訪ね、苦行による悟りを断念した前正覚山へ登るという、釈迦が通った道をインドらしく逆走していますね。笑
このホテルでは結婚式もしていて、一昨日結婚式があったようです。片付けるのかそれとも次使うまで放っておくのか・・・後者の可能性が大です。だってここはインドだから。笑
ここ立派なホテルでも朝食の果物は少ないんです。
段々食が細くなる2人です。笑
ですが、卵を焼いてくれるようなんでお願いしました。色々言ってきますが「プレーン」しか言えないんで
素敵なホテルにさよならして
前正覚山に向かっていきます。昨日見たフタコブラクダのような山が前正覚山です。
現地ではドンガシュリ山と言います。それをどうして前正覚山と言うのか?
答えは簡単、正覚(悟り)を得る前に登った山だから前正覚山という意味です。
先ず、泊っていたホテルから尼連禅川を渡り、向かいます。
この時期は乾季で水は有りませんが、シッダールタの生きた頃には橋なんてないでしょう。何月ごろ渡ったんでしょうか?
山を下りたシッダールタがスジャータに出会うには川を渡らなければいけないのに。
村を抜けていきます。
露天が外国の生活感を感じさせます。
果物がなかったんで止まりませんでしたが
目の前をスクールバスが走ります・・・なんか変。
日本のスクールバスは三角ですよね。
村を抜け、田舎道を走ります。今日はいいお天。
何時ものように牛ものんびり歩いています。
「信者が子ども達に小銭をまいて喜捨している。その小銭は、麓に両替商が立っていて、そこで、両替できる。 多分、子ども達が拾った小銭は循環し、両替商に懐に落ち着くのだろう」そういう話をネットで仕入れていたんで、そういう絵にも興味があったんです。でも・・・・子供たちは?両替商は?まったくいません。
ここから寺院までは、バイクの後ろに乗るか籠に乗るか、歩くか。
値段を聞くと600ルピー(1000円以上)ですって。歩いたら?20分ほどだというんで。じゃあ歩きましょう。
子供たちはいませんでしたが、老人たちが待ち構えています。
一本道なんで避け様がありません。聖地を訪れる人は皆優しい人ではないんですけど。あの老人たちは物乞いと言う職業なんでしょうね。
でも、体の不自由な物乞いも居るんです。今までもいました・・・せめてここでお布施をしようかな?鬼の目にも涙です。笑
ここにどうして籠があるのかな?ここまで来て乗る人は居ないでしょうに、
もう少し。あそこに見えるのがそうらしい。
もう直ぐです。お寺にある五色の小旗がなびいています。ここにあるお寺はチベット仏教のお寺だそうです。ブッタガヤもそうですが、チベット仏教なんですよね。それほどの人たちが中国の迫害を逃れてきているんでしょうか?
階段を登ればゴールです。
テラスからはブッタガヤの街が見えました。シッダールタもこの景色を見たんでしょうか。
猿に餌をやらないで下さいと書いてあります。ここにも猿が来るんでしょうか。
テラスの上の階で皆さんお経を読んでいます。だと思います。言葉が分からないんで。
修行していた洞窟は留影窟と言いますが、目の前の部屋は洞窟じゃないようですが・・・そこじゃないんですって。手前の左にある入り口がそうなんですって。
有りました有りました、シッダールタ王子が断食の苦行を行った小さな洞窟がありました。
留影窟は花崗岩の岩盤に掘られていました。入口は高さ1.5m程で背中を低くして入りますが、目が慣れるまで真っ暗です。
中にはチベット僧が堂守をしています。何かと思えばお布施を置けと言う事でした。入場料だと思えばなんてことないですが。笑
目の前には断食でガリガリに痩せたシッダールタが居ました。苦行をしても悟りは開けないと言ってやりたい。南無阿弥陀、仏南無阿弥陀仏。
帰命無量寿如来~南無不可思議光~。浄土真宗の正信偈の一節です。
実は上の光輝くシッダールタはレプリカなんです。本物はパキスタンのラホール美術館にあります。2~3世紀の作品だそうです。その姿は、全身に骨格と血管が浮きだし、目や腹部はすさまじくくぼみ、まさに骨と皮です。いかに苦行が激しいものであったかを物語っています。
これを見たい方はパキスタンへどうぞ。(写真はネットからお借りしました)
これから5時間かけてバラナシへ戻るんですが、たまに早く帰ってのんびりしようと思ってたんですが、「ここから1時間位離れていますが、日本のお寺がある観光地があるんです。行きませんか」とガイドさんは言うんです。
「折角だけど行きません。それより時間がありそうなんでバラナシのモールで買い物ができますよね。これからの行程を見ていると今日くらいしか時間が無いと思うんですが」と言うと、「大丈夫大丈夫スーパーは夜遅くまでやっているから」ですって。「いや、今日行きます」と言って、一路バラナシへ
途中の田舎の家にはなんだこれ
きっと牛のふんを乾燥させているんだと思います
確か、インドでは牛糞に藁を混ぜて乾燥させ、家庭用の燃料にしているとか。薪に比べると煙が少なく、ゆっくりと燃え続けるので、かまどで煮炊きするのに適していると聞いたことがあります。
それに木を切ると大きくなるまでに時間がかかりますが、牛糞だと毎日出ますからね。それに草食動物なんで余り臭くは無いようです。畑を耕し、ミルクを出し、燃料迄タダでくれる。それに神様の乗り物とくればインド人と牛って切っても切れないんですね。
行に寄ったドライブインで昼食を食べました。
メニューを翻訳しますが、いまいちよく分かりません。笑
なんか炒飯らしきものと揚げ物と。「このテンプラ美味しいですよ」とガイドさんは言いますが、本当の天婦羅って見たことあるんですかね~。似ても似つかないものでした。
まあまあ食べれたのはヌードルくらいでした。
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