落語 | Hina-chang official blog

落語

この前、女性専用車両に乗ったんです。
正確に言うと乗ってしまったんです。
席も空いてたので座って10秒くらいした時に

( ゚д゚)( ゚д゚)( ゚д゚)

           (後頭部)←僕ね

こんな感じの視線感じたので周りを見たら明らかに性別が僕と真逆の方々ばかりで、思わず「すいません!」と言って立ち上がりました。

連結部から隣の車両へ移れば良かったのに、何故かドアから降りてしまい…

プシュー…ガタンゴトン…

無情にも電車は次の駅目指して発車していきました。

あぁ何故僕は降りてしまったんだろう、そもそも女性専用車両に乗ってはいけないわけじゃないのに乗った時点でとても悪い事をしてしまった気になるのは何故だろう、あの視線の痛さは何なんだろう、セブンイレブンのもちもちパスタがマジで美味い、煮玉子のおにぎりも美味い、だがつくねのおにぎり!お前だ!お前だけは許せん!何故なら食べようとしたらつくねだけポコっと抜けて結局海苔ご飯につくねのタレが付いただけのおにぎりになるからだ!まるでつくねとおにぎりそれぞれ別の食べ物を食べているようだ!



と、悲しい気持ちになりました。

実際問題、つくねだけ取れるとめっちゃ切ない気分になりますよ。

そんなこんなで何とか普通の車両に乗って向かったのは池袋。
池袋には演芸場があります。
お目当ては、そう、落語。

2014年11月の話なんですが。

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↑柳亭燕路師匠の独演会です。

この日誰が演ってるか知らなかったので本当にフラッと立ち寄らせてもらいました。
CDで言うところのジャケ買いみたいなね。へへ。

場内は撮影禁止なので、裁判の傍聴してきたみたいにイラストで説明したいんですけどイラストが奇跡的に下手なので自粛します。奇跡的に下手というより奇跡的な下手さ加減です。
自画自賛するけど、めっちゃ神がかってる下手さ。

さて置き、落語はもっと回数増やしたいんですがなかなか観に行けず年に10回も通えていません。

でもその数回の全てが楽しいんですよね。

特にこの日の燕路師匠の「笠碁」は聞いてて気持ち良かったなぁ、人情噺ってところもあってか、笑いとそしてホロっとさせる部分が入り混じっていて…。
僕はこの噺を知らなくて初めて聞いたんですが、オチは「どっちなんだろう?」とほんの少し考えさせてくれる、そんな噺なんですね。
「どっちなんだろう?」というのは実際に「笠碁」を聞いてもらえればその意味が分かるかと思うのでここでは省きますのであしからず。
噺の筋から想像すればそもそもオチが「どっちなんだろう?」と考えるだけ野暮ってもんかもしれませんが…まぁそんな所も面白かったわけです。

僕はまだまだ落語の噺を全然知らないから、聞く噺が大体新作みたいなもんなんですね。
古典落語聞くと、他の人はどういう風に喋るのか興味があって他の噺家さんの同じ噺を聞いてみたりするんです。

噺家によって噺の掘り下げる所も違えば笑いどころ落とし所も違うし、やっぱり枕(本題に入る前の掴み)も違うから空気も全て違うしね。
同じ噺なのにこんなにも噺家によって中身が違うってのが、落語の醍醐味だなぁ、と。

普段DVDなんかも借りたり、音声だけの落語を聞いてみたりしますがやっぱり落語は生に限りますな(°∀°)

生なら鼻をすする音から衣擦れや無音の時間まで、事細かく楽しめるんですからね。

さて2015年は何回観に行けるかなー( ● ´ ー ` ● )

皆さんもまだ観に行った事なければ是非落語観に行ってみて下さいね( ^ω^ )