今日ふっと

一昨年亡くなった

修錬者だった

伯母のことを

思い出しました。


思い出すのは

いつも笑顔の伯母。


私はずっと

伯母は明るい

元気な人だと

思っていました。


伯母が母と同じ

膵臓癌になり

一緒に修錬するようになって

初めて

伯母の心を知りました。


伯母は小児麻痺のため

小さい頃から

足が不自由でした。


両親が

姉である伯母でなく

妹である私の母に

いろいろ手伝いを

頼むのを見て

すごく悲しかったそうです。


自分は姉なのに。


足が不自由なため

学校まで通うのも大変。

楽しい通学ではなく

みんなに

遅れないように、

といつも必死で歩いたこと。


結婚して

子どもが生まれ

保育園に入れるとき


意地悪な人がいて

障がい者の子どもと同じ

保育園に入れたくない

入園させるな 

ということを言われ

何とか入れたものの

障がい者だと

いうことでずっと

地域で差別されていたこと。


母は

めったに泣かない伯母が

祖母の前で

泣いていた姿を見たことを

亡くなる前に

話してくれました。


私はあんなに

明るくて元気な伯母が

そんなに辛い思いを

してきたことを

知らずにいました。


伯母は亡くなる直前まで 

病気のことも

検査結果のことも

笑いながら

みんなに話していました。


周りにいる

私たちの方が

心配で顔が曇って

しまうようなときも。



あらためて

伯母の笑顔は

辛い思いをして

それを乗り越えた

強さがあったからこその

笑顔だったんだなあ

と思いました。


伯母が

人生の最後に

日之本元極の気功を

選択して

一緒に修錬できたことは

私にとって

貴重な時間でした。


辛い思いをしなければ

人は強くなれないし

優しくもなれない。


伯母が伝えに来てくれたかな

と思いました。