四国新幹線を考える | 平岡せいき公式ブログ

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「四国に新幹線を!」と国会議員や県議の先生達がおっしゃっています。

私たち市議には関係ないのかも知れませんが、私なりの考え方を記したいと思います。
 
 
果たして四国に新幹線を持って来てJRは利益が上がるのでしょうか?
 
JR北海道の問題が出た時に、四国にも同じことがあるのではないかと調べた経緯があります
 
 その時点でもJR四国は100本近い鉄道橋の補修も出来なず3年以上放置され、点検不備も1000本を超えており、鉄道や橋、線路の老朽化の復旧がこれからの大きな課題となっている。
 
 
推進する皆様は都市部から松山に、そして松山から都市部に行く人口がどれだけいて、飛行機を使わず新幹線に乗る人がどれだれいるのか現実的に調べたのだろうか。
 
松山から東京に行くにも飛行機だとフライト時間は2時間弱。新幹線だと2倍以上は掛かるのは間違いない。
 
交通費は飛行機もJRもほとんど変わらない。
 
移動と言う事に関して交通費と時間のバランスは取れるのか疑問であります。
 
四国新幹線と言っている国会議員や県議の先生達は飛行機を使わずに新幹線に乗るのだろうか。
 
深刻な財政不足と赤字路線が多いJR四国が新幹線を自力で持ってくるとは思えない。
 
国鉄から民営化となったJR。また巨額な税金を投入し、年々必要な運営費にも税金を投入するのか。
 
私一個人としては巨額な国費を使って赤字路線を新たに作るなら反対だ。
 
30年間の間に新幹線が赤字路線になった場合、推した議員の先生は責任は取れるのか?
責任持って推すならそれなりの覚悟が必要だと思う。
 
まずは既存の赤字路線の問題を解決してからではないかと考えますがいかがでしょうか。
 
この問題を解決も出来ないのに新幹線を持って来ても、一時的な糠喜びと赤字路線を税金で賄うだけだろう。
 
 
 
「他の地域には新幹線があって、四国には無いから引っ張って来たい。」などの理由は幼稚すぎるのではないかと考える。
 
この現実を読んで欲しい。
 
人の命を預かる新幹線。安全性に巨額な費用を要する現実を捉え、思っているほど利用客が伸びず、新幹線を持って来ただけで過去最大の赤字を出した北海道の前例を見習い、一時的な盛り上がりだけで着手するには浅すぎる。
 
中村知事は伊予鉄を松山空港に繋げようとしている。具体的に動いているとの情報も入って来た。
私はこの新幹線とは考え方が真っ向反対の行動だと推察します。悩ましい。
 
 
新幹線が来た時だけのフィーバーの主人公気取りをする事よりも、夢物語だけを語らず、目先の事だけを考えず、現実を捉え人口減少社会に向かう日本と四国の現状をもっと深く、真剣に30年計画を立てて動くべきだと思う。
 
洞察力が未来を決める。
未来への分配か。
未来への押し付けか。
 
それでもプラスになるなら賛成であります。