2024・英 ★★★☆☆(3.4)
監督:フィリップ・マーティン
出演:ジリアン・アンダーソン ビリー・パイパー ルーファス・シーウェル
イギリスのアンドリュー王子へのインタビューを実現させ、大きな議論を巻き起こした
BBCの報道番組「ニュースナイト」の裏側を基に描くヒューマンドラマ。
番組制作に奔走した女性達の姿を描く。
監督を手掛けるのはフィリップ・マーティン。
ジリアン・アンダーソン、ビリー・パイパーのほか、ルーファス・シーウェル、
ロモーラ・ガライらが出演する。(シネマトゥデイより抜粋)
ジリアン様が出ておるので、つい見てしまった。オケツに火が付いたおばちゃんは
イギリスでも怖いのだ。Netflix。
イギリス・BBCの報道番組「ニュースナイト」のプロデューサーであるサム。
小学生の息子が居るシングルマザーだが、仕事のある時は実母に見て貰っている。
実際の所、祖母の方が息子の生活は熟知しているが、息子の為にも働くしかない。
そして、BBCでも御多分に漏れず、各部署からかなりの人数の足切りをする予定だと
通達が出される。
それには誰しも驚く様なスクープを…、でないと容赦なく会社は不必要な人間だと
判断するであろう。
そんなある日、サムは話題の人であるヨーク公アンドリュー王子への
インタビューを行う為、彼の秘書にコンタクトを…。
そんな中、アンドリュー王子と交流があった、アメリカ人富豪のジェフリー・エプスタインの
自宅がFBIによって捜索され、スキャンダルが明るみに…。
当初は鼻にも掛けなかったサムの打診が、アンドリュー王子の起死回生となると考えた
運営人はサムの提案を受け入れる事に…。
インタビューは王室で行われる事になったのだが…。
<まさに、おばちゃんパワー炸裂>
モチのロン「X-ファイル」に夢中になった私。
医師であり、FBIの捜査官、美人で知的、実際に妊娠してようがカメラの前に立つ
スカリーこと「ジリアン・アンダーソン」様が好きだ。
X-ファイルから30年の月日が流れ、声もかなりハスキーで、顔面も老けたなと思うが
それでも見たいと思うお方の1人。55歳。
本作ではBBCの看板番組のニュースキャスター「エミリー・メイトリス」役。
出社に愛犬を連れて来る。(誰もなんも言えねぇ~状態)
但し、本作は実話に着想を得たフィクション作品。←こうしないと王室相手だもんで。
主役はこのお方、何時クビになるか、戦々恐々となりながらも大博打にでる
プロデューサー。かなり社内でも浮いている存在。
ブランド物で武装して、決して弱みを見せずにドンドン行くよ。
(だけど母親の電話の時は、つい…。そして、息子のコイバナの相談にも乗る)
主な仕事は「番組で取り扱うネタ探し」と「キャストのブッキング」。
前半は分り辛い事も有り、喰いつきは悪いと思うが、後半は夢中になってしまった。
<で、驚くのがアンドリュー王子役に「ルーファス・シーウェル」氏>
でも私の知っている王子様や王様役をやる彼では無ない。
記事を書く迄、アンドリュー王子をやっている事さえ気づかなかった。
え?こんなになっちゃったの?まぁ、マザコンのボンボンちゅー感じの役だからね。
でも、違い過ぎるや~ンと思ったら…。
<特殊メイクだったのか?舞台挨拶では、私の知っているルーファス様でホッとした>
まぁ、搔い摘むとBBCの報道番組「ニュースナイト」は、いかにして有罪判決を受けた
性犯罪者ジェフリー・エプスタインとの交友について、アンドリュー王子から引き出す
インタビューを実現する事が出来たのか?
サムが持ち掛けたイチかバチかの緊迫した交渉から、エミリーの事実を巧みに提示し
王子を追い詰めてくインタビューまで、その実現を決して諦めなかった女性達の姿を描く。
サムが取って来たスクープなのに、いざ放送への詳細の打ち合わせ等には蚊帳の外。
でも彼女の人を見る目、何が好きで何を嫌うか等、それを見抜く力はやはりプロ。
エミリーもチーフのエスメの助言は聞かずに、サムを頼りにする。
こうしてインタビューの日が、時間が訪れるのだが。
<王室側もインタビューの予行練習等、十二分に行われるのだが…>
現在はSNSもあるので、リアルタイムで視聴者の声もバンバン聴ける。
こんな大スクープを報じ、終わった後の達成感が余りの緊張からか、ガッツポーズの
一つでも見たい所だが、大人の対応で一緒に喜べない所が残念だったな。
もう一寸、ドラマティックに描いても良かったのではと思ったが。
かなり淡々としたインタビューの為に「拙い!言っちゃったよ」等の部分も感じられない。
(アンドリュー王子もかなりの狸である事は間違いないしね)
それにしても「ママ」の下した判断は、コレマタ凄いよね。
開き直った女も怖いぞ。貴方様は如何でしょうか?
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