先日の業界レポートで、弊社のことをよくパクる企業が占い店舗で失敗する要因を書いた記事がそこそこPVがあったようです。何もアイデアも出せないパッパラパーな会社というか、連中。考えなしにパクった結果、店舗ビジネスでは大惨事が発生すると思う。なぜ彼らがおかしいのか?占い以外の業界で、普通に店舗ビジネスを始める会社との違い、弊社はどうしているのかなど、比較した記事をまとめました。

占い店舗が失敗する5つの原因

1.出店地域の調査をまったくしない、ズブの素人的なリサーチ力

現在、国内で占い店舗を運営する企業に共通して言えることですが、他業界のようなリサーチ力はまるでありません。

たとえば、コンビニやスーパーなどではエリアごとの細かいデータを利用して、出店して店をやっていけるか、どれくらいの数字を出せるのかを調査しています。

 

しかし、占い店舗では、こうしたことをやる企業はないようです。

 

占い利用者データなどがとれるわけではないので、人流データや世帯数、乗降客数などの限られたデータになってしまいますが、駅チカだから人が来るみたいな判断で出してしまうところばかりです。空き区画のスペースを埋めるための催事契約のような形で、どんどん増えているからといって、実は最悪のエリアというのはよくあります。

 

出店に際して、リサーチを入れることすら知らない人もこの業界にはおりますし、耳にしたことがあっても、実際にどうリサーチすればよいのか?その仕方自体がわからない人も結構いるようです。

2.実証実験やサンプルテストを一切しない思考力のなさ

上記1に記載のとおり、数字でのリサーチに限界がある場合は、実際には本番展開前にテストを実施するのは他業界でも見られます。

 

そもそも、そのエリアで占いが受け入れられる土壌があるのか?

同じ駅でも、東と西でまるで反応が異なるってケースもよくあります。東はオフィス街でビジネスユーザー中心のエリア、西は住宅や学校などのエリアなど、エリアの特性で合う合わないがくっきり分かれるところもでてきます。

 

だからこそ、テストを実施することは大切で、占いは本来こうしたテストを展開しやすい業種です。

でも、それをまるでやらないというか、思いつかない思考力のかけた人が多い現状があるようです。

 

ある意味、これをやらないというのは、実際に店舗を稼働した後にテストマーケをやるようなもので、そこで課題を見つけてももはや手遅れです。

3.箱を作っただけ、オペレーション能力の欠如

店を作っただけで、あとは何もしないように映るところも多いです。

店舗の運営では、店を建てる前だけでなく、建てた後も実際にはいろいろとやることがあります。

 

営業前に計画していたものがそのままうまくいくことはないので、実際に運営していく中で改善していく必要があります。

オペレーションに関しては、経験を積んだ人でないとまずうまくいかないもの。そもそも上記1,2ができていなければ、オペレーションもできるわけないのです。

4.お粗末な計画性

事業計画を立てる際に3年で10店舗とか、目標を立ててやっていくことになりますが、ただ10店舗を展開すればいいというものではありません。

 

勝てる店を作り、それを増やすことが大事だと思えば、1号店の運営状況を見て、いい点、悪い点の教訓を生かし、2号店、3号店とブラッシュアップしていく形になります。

 

だけども、店だけ増やせばどうにかなるみたいなところが多いでしょう。

段取り八分という言葉がありますが、事前準備の基礎となる計画性がそもそもしっかりしていない状態では、もはや負けが確定しているようなものです。

5.育成力のなさ

実際に店を展開すると、数字を作れる占い師とまるでお客様を取れない占い師に分かれます。場合によっては、まるでお客様を取れない占い師しかいない店も多いでしょう。

 

こうなると人を呼び込んでも、ただダダ流しで、どんどん入れられる客も減少していき、どうにもならない状況に陥ります。

WEB系企業でリアル店舗進出時に失敗する企業の多くは、広告を回せばどうにかなるみたいな感じで始め失敗する企業が多いです。物販ならまだしも、サービス業ともなると、そのサービス自体の質もしっかりと高めていかないと、費用対効果に見合わない状況がすぐに訪れるでしょう。

 

 

だいたいこうした5つのポイントが占い店舗運営で失敗する要因になると思います。

冒頭に”そうでない企業”という表現を使いましたが、普通の企業なら上記のようなことは程度の差はあれしっかりとやるものです。でも、この企業は普通じゃない。それはこの企業のプレスリリースからもわかります。本来、プレスは出す前に何度かチェックを入れ、日本語表現のおかしなところは修正するものです。でも、ここはそうした作業すらもはや働かないらしい。

社長がすでに逃げたことからも、まともな人材はほぼ残っていないと考えています。ブラック企業としてよく名が挙がる企業が株主で、その伝手から提携や連携などの話が当然入りますが、事業を運営していく人材に難があるから、パクリしかできない、プレスもまともに出せないという状況が生まれます。

 

この企業のパクリ体質は、最近起こったものではなく、もう5年以上前からずっと常態化しており、もうどうにもならないんだと思いますね。

 

マリーシェルは、すべて占いで決めてるように思われるかもしれません。

たしかに占いで観たうえで、実際に動くわけですが、実際に上記のような点を考慮し、データを活用し、現場でPDCAを回すことによって、そこで得たものをベースに、占いの精度を上げ結論を出します。

 

・複数のデータでいくつかの地域を絞り込んで、そこでどこがよいのかを占いで判断する。

・展開前にテストを実施し、属性の把握、そのエリアの課題を洗い出す、そのうえで課題をクリアすることができるか占いで判断する。

・店の運営を開始した後に、店の流れを占いで定期的に確認する。

・短期と長期の計画を用意し、それぞれいくつかのポイントを占いで判断する。

・OJT研修にちかい形で、実際に現場でどうやるかを見せ、そして活かせるようにする。

 

まあ、こんなふうにマリーシェルでは、そこそこ頭を使いながら、占いしながら進めています。

 

今は、駅ビル店舗をやってますが、

もともと駅ビルに出店するにはどうすればいいか?

ということを占いで観た結果、中央線がうちにとっては縁があり、そこにまず店をだせという結果から、吉祥寺エリアにたどり着き、実際に店を出す前には、2回のテストを実施し、1度はこっぴどく失敗もしました。そこで何が原因かを把握したのちに、店舗を展開。実際に出した後に駅ビルからオファーがあり、現店舗を開始しますが、現店舗を展開する前にはその場所でもテストを3回実施し、現店舗のエリアではそこそこ良い結果を得るが、ちょっと離れたエリアではまたこっぴどく失敗して、このエリアのやばさを知りました。こうして実際の占いの親和性を確かめること、そしてユーザー特性を確認することは、弊社マリーシェルにとっては大事だと考えています。占い結果で、ユーザーに対する対策が必要と出ても、実際にはそれが何でどういうアプローチ、価格帯がいいのかなど、ベースがないと判断することができません。テストを実施する中で気づいたこと、改善案などが思いつき、それを占いにかけることで、成功モデルを作り上げるのです。

 

また、アキバに関しては、施設内でも1Fと2Fと3Fではまるで属性が異なるケースがあると判断し、そこもきちんとテストするために1F2Fでそれぞれテストを実施して確認しました。

 

実際に店を出した後は、その後の流れを占いで見ていくことになりまずが、その際に人手の問題が出るという結果ならば、それが何が原因かを特定し、その対策を事前に打つなどを行います。

 

占い自体は問題なくても、自己顕示欲の高い占い師などが周囲に問題を起こすケースが、昔からこの業界ではよくあります。そうした問題があっても、問題行動を取らさずにコントロールできるか、あるいはできないかをジャッジしていくことになるのです。占い師の中には社会経験がしっかりとある方もいれば、そうでない方もいる。学生時代に人間関係に問題があり、ちゃんとした会社で働いたことのない方の中には、集団の中のルールを理解することが難しい人もいます。組織と個人の違いを理解できず、集団の利が個人の利につながるという当たり前の考え方を受け入れることができない人が多いのも事実です。

 

だから、まずは受け入れてみるけども、まるで改善しない、他の人に迷惑をかけるという行為が見られた時点で、弊社では一緒に続けていくことはできない旨を伝えます。お客様との対応には問題なくても、こうした残念な方々は、周囲の人をどんどん蝕んでいって、貴重な人材をダメにしてしまいかねないのです。

 

弊社マリーシェルが目指す強い店(組織)とは、自立したオトナの集団です。それぞれがこれまで生きてきた中で、今の自分が作られるわけで、みんなそれぞれいろんな考えを持つのが当然で、価値観も当然違う。だけども占いで目指す方向性が一緒で、そこで一緒にやっていこうとするのならば、当然周囲との共存を図るために、そこでのルールを守り、協力してやっていくのが当然の姿だと思います。そして、みんながそこでベストを尽くし成長していけるのが理想の姿で、運営であるマリーシェル側は、それらにつながるように、個々のパフォーマンスを伸ばすための施策を打つ。個々がパフォーマンスを上げていくことができれば、それが本人にとっての喜びにもなるし、自分自身の成長する姿に後で気づき自信につながります。

 

実際に最初の店舗では、首都圏の他の占い店と同じようなパフォーマンスだった占い師が、今ではその2倍のパフォーマンスを出せるようになっています。ネガティブな感情を持っていた人は、ポジティブな思考にだいぶ変わってきたりもしています。

 

一日占い店舗にいて、お客様0という占い師は東京都内でも結構多くいますが、そうした状態を現在の弊社店舗の占い師は誰もしょうがない、仕方がないとは思う人はいないでしょう。そうした状態は、店が悪いとか他人の責任にせずに、自分にも責任があると考えて、どうすればそれを改善できるかをみんなそれぞれ考えるようになっているからです。

 

何をすればいいか?わからなければ周りをみれば、すぐに気づきます。店のNo.1,No.2の占い師ほど、数字の作り方に長けていて、ある人はSNSなどで事前に発信し、継続させることで、新規ユーザー獲得につなげる、ある人は店で直接ユーザーを捕まえる行動をとっています。もともと占い以外の仕事をやっても、一流の成果を出せる人材が店のNo.1,No.2に位置しており、それを学んでいけば自然と一流に近づくことができるのです。

 

鑑定件数30000件とか、〇〇占いの師範とか、どんな肩書があっても、お客様の前ではだれもが1占い師であって、そこでの結果が数字に出るんです。良ければリピーターになり、紹介が入り、どんどん増えていく。逆に悪ければ数字はつかない。

対面での占いは、ゴマカシが一切効かないから、10年以上占い師をやってすでに人を教えていても、まるで数字を上げられない人は結構多いです。

 

都内では、「今日もお客様が誰も来なかった」とかボヤく占い師がおりますが、

0を否定する占い師、これが問題解決を図ることができる占い師の前提で、自分の問題を乗り越えようとしない占い師は、状況を改善させる占いをすることはできません。

 

残酷な内容であることは承知してますが、実際そうなのです。

ただし、だれもが最初から弊社の占い師のようにきちんと数字が作れるわけではないし、うちのTOP占い師にせよ、スカイ・ベリーにせよ、0を否定することから始め、徐々に広げていっているのです。0を否定することは、いつでもだれでも始められるけれども、周囲に0を受け入れる人がいると、俄然やる気をそがれ、悪影響しかありません。

 

だから、0を否定することを今から始めようとする占い師は、周囲が0を受け入れる人ばかりなら、そこを抜け出すべきだし、そうしないと、おそらくずっと否定する否定しないの無限ループにはまり込んでしまうでしょう。