2017年の今日も土曜日でした。夜がほんの少し長くなりだした…そんな朝でした。
通夜で泣き過ぎて枯れ果てた私は、セレモニーホールの最上階で輝空を挟んで泊まったのです。
眠れるはずもない私が、その日は全身の力が抜けていました。
身内も少ないしと思っていたのに400人もの方が足を運んでくださり、本当に当日はほとんど記憶がなくなっていて。
あれだけ錯乱状態でいられたのも周りの方々の、支えがあったからでした。
朝の光が差し掛かるその瞬間。
耳元で大音量の音楽が流れ出しました…
目を開くと子供達、主人はまだ眠っている。
パパ、今凄い音楽が流れて来て…と急いで主人を起こし、説明をするとすぐ様『君をのせて』のCDを用意し祭壇近くで流してくれたのです。
朝靄の色が何色だったか
壁紙の色が何色だったか
何一つ記憶に無いけれど。
輝空の皮膚の色。髪の質。
輝空から流れた音楽はあの日忘れる事はないでしょう。
手を握れば冷たさが胸を突き刺し
ひたすら温めても鈍い紫色にかわるだけ
可愛い頬の柔らかさは変わらずに
サラサラの前髪は今にも揺れそうで。
いつも私の真横にあった可愛い輝空の耳たぶは…
いつになっても忘れる事はないでしょう。
人の、命あるものの温もりが尊くて恋しいです。
それさえあればと思ってしまうけど
しっかりしないと。と奮い立たせ今日も頑張ります🌟
大切な週末を穏やかに過ごせますように⭐️