昔書いた記事の転載です。
今年から3つのG(J)2が、賞金別定からグレード別定に変更しました。
そのうち、AJCCと京都記念の規定では
4才56k, G2勝ち1k増、G1勝ち2k増(ですよね。記憶頼りなので間違っていたらすみません)
中山記念が4才57kなのは時期的なものと思います。(1,2月までは4才56kということ。)
番組表論者では一般的な事ですが、古馬G1(定量58k)戦では、それまでの戦歴に58kの経験(連体)が重要であります。
AJCCと京都記念の規定で4才馬が58kを経験できるのはG1馬のみです。
したがって、AJCCと京都記念はグレード別定に変更したことにより、4才G1馬にのみ古馬G1(定量58k)への資格を与える競争に変わったように思われます。
その一つの目的(JRAの思惑)とは、
AJCCと京都記念は1,2月施行→ 一般的にG1馬は出走しない時期 → 4才G1馬に出走して欲しい → 4才G1馬にのみ古馬G1(定量58k)への資格を与える競争(AJCCと京都記念)とした、
のではないでしょうか?
さらに言うと、
1,2月のG(J)2のうちAJCC京都記念を重視 → 1,2月のもう1つのG(J)2の日経新春杯(ハンデ戦)を軽視 → 日経新春杯の賞金減額。
今年、AJCC・京都記念に出走した4才G1馬は「ウオッカ」のみ。
そして、古馬G1(定量58k)に連体した4才馬も「ウオッカ」のみ。
来年以降の検証事項です。