2023年12月2日(土)の金沢紅葉探しの続きです。

兼六園を1時間半ほど散策して駐車場に戻り、

駐車料金を精算すると300円。

とても良心的な駐車場でした。

 

ただ、車で訪れた時は、

また駐車場まで戻らないといけないのが面倒。

公共交通機関なら、兼六園→金沢城公園→尾山神社

といった具合に徒歩でどんどん歩けるのが金沢です。

 

車に戻ると、小雨が降り出しました。

この日は不思議なことに、観光するのに歩く時は、

上空に青空と太陽が現れるという、

やはりトラキチくんが一緒にドライブしてくれたようです。

 

続いて、10月中旬に天皇皇后両陛下がお見えになった

石川県立図書館に向かいましたが、

そう言えば、天徳院のお庭も紅葉があったと思い出し、

通り道だったので、ちょっと寄ってみることにしました。

 

天徳院は、いつもお世話になっている大学病院と、

石川県立図書館の間にあります。

 

 

去年6月、金沢で中部ブロックの会議があった時、

2日目にみなさんを天徳院と図書館に案内しました。

天徳院の山門奥に見える庭園までは自由に入れますが、

お寺の中まで入って見学したのは去年が初めてでした。

 

 

加賀藩3代藩主・前田利常の正室である珠姫の菩提寺。

珠姫は2代将軍・徳川秀忠公の次女として生まれ、

3歳で加賀へお輿入れされ、14歳で結婚。

その後10年間に3男5女を立派に育てられましたが、

8番目の夏姫出産後まもなく、24歳で亡くなりました。

 

 

その生涯は、前田家と徳川家の融和のために心血を注ぎ、

加賀藩の危機を救って繁栄に導きました。

まさに良妻賢母、日本女性の鏡として、

今も金沢市民に敬愛され親しまれています。

 

 

天徳院は、1623年に利常公が珠姫菩提のために創建した

4万坪の広大な敷地をもつ立派なお寺です。

1768年2月に山門・総門・御霊堂・宝蔵などを残して

本堂・庫裡その他多くの講堂を焼失し、

現在は山門を残すのみとなっています。

 

 

こちらの紅葉も真っ赤ではなく、オレンジ色でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

(つづく)