2010年7月5日。
午前中のエコー検査を終え、午後からは 乳腺穿刺吸引細胞診 と 乳腺針生検 をすることに急遽決まる。
遅いお昼ご飯を食べ(あまり食べれなかったけど・・)、本屋さんで乳がんに関する本を購入。すでにこの時、もう自分の中では、ほぼ乳がんだって思ってたんだよね・・
- 「乳がん検診」がよくわかる本―“触ってわかるしこり”にならないうちに! (ホーム・メディカ安心.../坂 佳奈子
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
- (知ってなおすシリーズ1) マンガ乳がん/河野 範男
- ¥1,470
- Amazon.co.jp
買いはしたけど・・・じっくり読むでもなし(読もうにも言葉が頭に入ってこない・・)、パラパラめくりながら、長い待ち時間を過ごす。
そして4時。午前中と同じエコーの部屋での検査。
午前中は若い女の人一人だったのに、今度は看護師さんも含めて4名・・・それだけで足がすくみそうになる。
まずはエコーで確認。どんな検査を受けるのかの説明を受け(これは午前中に受けたかも?)
それから、局所麻酔のあと、まずは細い針で細胞を吸い取るという 穿刺吸引細胞診。この検査だけなら局所麻酔もいらないらしいけど、続けて太い針を使って細胞を取るという針生検を受けるため麻酔が打たれる。細胞を取る前に「こういう大きな音がしますけど大丈夫ですからね」と言われ、パッチンパッチンという大きな音を前もって聞かせてくれる。これは、検査の間、5回くらい聞えたような気がする。
検査が終わり、着替えてベッドから降りると、ドクターの「じゃあ結果は来週の月曜日で・・・」と。その言葉に。。看護師さんが、「外に御主人いらっしゃいますよね?入ってもらいましょう」と。すぐに夫を呼び入れてくれる。
それからドクターの次の一声が出る前に、看護師さんが私の右側にピタっ寄り添い肩を抱くような感じで立つと「やっぱまずいのね・・・」という思い・・・そこへ
ドクターの「おそらく悪いものが出ると思います。石灰化が広がっているので、悪いものだった場合は、左乳房全摘の手術になると思います。」
いきなりのプチ告知?
看護師さんが「大丈夫?」って優しく声をかけてくれるけど、(おそらく貧血とか起さないよう寄り添って立ってくれたんだと思うけど)、多小の覚悟はしていても、そんないきなり言われちゃうと涙も出ない・・・
それからどんな話をしたかイマイチ思い出せないんだけど、次の予約時間を確認して帰る。
「私、死んじゃうの?」
かなり飛躍してるんだろうけど・・無知にもほどがあると思われるかもしれないけど・・・・
どうしても頭に浮かんでは消えるこの不安・・・・
夫と家に帰ると、三男がすでに帰っていて、思わず抱きしめて涙。。。
「どうしたの?」という問いかけに、とっさに
「さっき車の中でお父さんと喧嘩しちゃった。。。」と答える。
「よしよし。元気出して。。。」と私の頭をなでてくれる三男を抱きながら、
「この子を残して死にたくない。ずっとそばで成長を見守っていきたい。」
と、しばらく涙が止まらなかった。