晩に小学校の先生から電話がかかってきました。


「夜分にすみません。・・・まだ起きてはるでしょうか?」


長男は横でまだDSをピコピコやってます。


「おい!担任の何とか言う先生からやぞ!」

「・・・ふーん?」

「お前、誰かいじめてるんちゃうやろな?」

「・・・ふーん?」

「DSばっかしやってんと早よ電話かわれよ!」


先生の声に「ふんふん」と弱い返事を繰り返す長男。

どう見ても楽しそうな雰囲気ではない。

なんや、なんや・・・何の電話なの?


「お父さん、先生が代わってって。」

「お前、何か学校であったんか?」

「・・・ふーん、別に。」

「ほんなら何でこんな時間に・・・ はい、電話代わりましたー。」


な~んや!! ええ話やないですか!

子供の描いた絵を宇治橋通商店街のイベントで展示させてほしいとのこと。

学校で話せなかったからと、その確認の電話でした。


「お前、ええ話やないか。何でもっと楽しそうに話せえへんの?」

「・・・ふーん、別に。」


あくまでクールなやつ。

これが次男やったら3日間ぐらい顔に出続けるのに。


翌日INAXから戻り打合せを終えると4時半。

次の打合せまでに1時間ほどあるし一旦家に帰りました。


「まだ商店街のフェスタってやってるやろか?」

「どしたん?」

「こいつの絵ー見に行くねん。」


本を読んでた長男を引っ張り出し走って商店街へ。


歩行者天国の宇治橋通り。

どうも路上中央に仮置きされた看板に貼ってあるようです。

あちこちで撤収作業が始まってました。

「どこや?」

「もっと上の方に在った。」

「よっしゃダッシュや!」


あ~撤去される寸前・・・

すでに横倒しにされた看板に長男の絵がありました。


あれ?

ふと見ると、これから撤去されるであろうまだ立っている看板に・・・


「あれ?次男の名前やん。これあいつの絵ーか?」

「そやで。あいつのも選ばれててん。」


ふ~ん。

たいして上手な絵にも見えませんけど

ちょっぴり評価が高いっていうのも子供等にはうれしいことかも。


おっと、早く帰って城陽まで行かないと・・・。

よっしゃ、またダッシュや!