「お前もお兄ちゃんとまったく同じとこ受けるんか?」

 

長男同様6年前に洛北の中高一貫を受験して合格。

そして今度も長男同様に京大工学部を目指すんだそうです。

 

次男は兄貴を抜かす一心でさらに高い目標を掲げてましたが

”長男大好き”の末っ子は同じコースを選択しました。

 

目指すんはいいけど学校の成績たいしたことないやん。

毎年10人そこそこの現役合格者を出す洛北。

特進80人なら最低20位ぐらいにいないと。

 

「中の上?ほぼ平均?」・・・あかんやん(TT)

 

「じゃラスト1年は猛勉強!」・・・してへんやん(TT)

 

もともとあんまし闘志むき出しのタイプやないし

私等にはわからん燃えるものを抱えてるんかもしれません。

 

「模擬試験はそこそこええの?」

「え?よかったり悪かったり?」・・・やっぱしあかんやん(TT)

 

それでも年末からず~っと勉強したはりました。

土日の昼間も予備校の自習室に通ったはりました。

それでも相変わらず英語は伸びない・・・

 

「勉強の仕方まちがえてんのちゃう?」

 

次男の指摘も聞いてるんだか聞いてないんだか

いたってマイペース。

 

そして運命の大学入試共通テスト!

数学と理科ができるから全体で8割取ったとしても

京大2次は国英社しか拾わないから

やっぱし合格者最低点に肉薄です。

 

「神戸大にするか?京都工繊もあるけど・・・」

「いやー、京大受けるわ」

 

そこから2次試験まで約1ヶ月、

食べるかトイレか風呂か勉強か、の毎日。

でも本人はそんなピリピリした雰囲気でもなく

むしろ嫁さんが少々ピリピリ気味。

 

 得意の数学を伸ばしまくるの?

 英語が”ぼちぼち”やから底上げするの?

 現国はダメでも古典なら方法あるんちゃう?

 私等が悩むことちゃいますもんね。

 

そして2次試験当日。

まるで学校へ行くように学生服で、

いつものリュックにお弁当持って、

JRではなく京阪電車で行きよりました。

 

2日間の試験が済んで

三男はいつもの通りのほほ~んとしたはります。

 

「できた?」
「まあまあ」

 

その後発表を待つ間は合格シミュレーション。

 

「化学は7割以上あると思う」

「物理はこけたかも知れへん」

「英語はいつも通り。つまり5~6割(^^;)」

「国語はよくわからん」

 

で、数学は??

 

「(6問中)5問できたかも?」

 

マジか!

ダメな語学を数学だけでカバーしようとするやつ!

あ~神様ー!(TT)

 

でも受験サイトをのぞいてみれば

今年の数学はそこそこカンタンで

4完(4問完答)があたりまえ!みたいな書き込みも多々。

 

そして私はようやくこの時点で

私立の滑り止めをまったく受験してないことを知ります。

 

「えー?同志社とか関大とか・・・受けてへんの?」

「ぜんぜん」

 

滑り止めは大阪公立大学と神戸大の後期って

なんちゅー心臓してるんや(><)

 

待ちに待った合格発表の日。

先日完成した入札工事の書類作成に

私も嫁さんもバタバタしてました。

12時になったら京大のホームページで発表されるらしいですが

特に私は受験番号も知らないし・・・

 

会社でエクセルと格闘してたらいつの間にか正午過ぎ。

三男からのLINE。

 

「番号、あった」

 

ほんまに?・・・ほんまに?・・・と10分ほど静止。

それからジジババに報告しました。

 

その日それから学校に報告に向かう三男。

そして熊本から京都に向かっている長男。

翌日には次男もそろって京大で写真撮影。

 

 

あーこれで

長男の中高一貫受験から始まった我が家の”お受験”は

”京大合格”という最高のフィナーレを迎えました。

社会人になればここまで勉強する機会もなくなります。

それでも資格試験や昇級試験など勉強が必要になるたびに

この受験の日々を思い出せば道は開けます。

 

おめでとう。よくがんばった!

 

 

後日「やったね袋」が我が家にも届きました。