2023.11.19
旅行2日目 No.3 コーチン
 
 
さて、変なおじさんも居なくなったみたいだし、列車が到着するホームの方に行ってみようかな。
1時間17分遅れならそろそろでしょう。
 

 

朝の光がきれいキラキラ

 

この階段を渡って反対側のホームに行くのね。

 

 

インドでは国防上の理由で、駅や列車、メトロ、橋、空港などの写真を撮影することは禁止されている。

 

それでトラブルになったらイヤだから、以前は駅や列車の写真は絶対に撮らなかったし、

20年くらい前には、コルカタのメトロで階段を撮ろうとしただけなのに駅員さんに注意されたことがある。

 

 

多分今でも変わらず禁止なの。

でも、最近は色んな人のブログなどでいくらでも駅構内や列車の写真が出て来るし、

これだけスマホを持つ人が多い時代に、いちいち監視して注意することも少ないんじゃないかと思う。

 

 

だから、今まで撮らないで我慢してきた分、めちゃくちゃ撮っちゃってる!!

 

 

こんな列車もあるんだね、初めて見た!

このVANDE BHARAT Expressは、完全な国産製品なんだって。

 

 

インドの列車は長いから、自分の予約した車両がホームのどの位置に停まるのか確認しておかなきゃ。

カウンターに行って聞いてみよう。

 

 

「エクスキューズミー。私の列車は16526で、コーチNo.はS7なんですけど、どの辺りに停まりますか?」

 

 

「S7ね?9番の辺りに停まるわよ。でも、ええと、その列車は、今2時間25分遅れになってるわね。」

 

 

「はっ??」

 

 

「2時間25分遅れよ。」

 

 
う、うそ~~~~ん笑い泣き
 
そうか、こうやってどんどん伸びて行くのね。
そう言えば、列車の運行状況がリアルタイムでわかるアプリがあったよね。
 
 
ホームに座って待っていた感じの良さそうなカップルに聞いてみよう。
 
 
「エクスキューズミー。あなたたちの列車も遅延してるの?あ、同じ列車だ。
列車が今どの辺りかわかるアプリって何だっけ?教えてもらえる?」
 
 
「Where is my trainって言うアプリを探してごらん。」
 
 
「Where is my train ね。えー何か似たようなのがいっぱい出て来る。どれだろう?」
 
 
「キミのメールアドレスを教えて。リンク送るから。」

 

サッと送ってくれたアプリを落とすと、

 

「あれ〜?このアプリはお住まいの地域では利用できません、だって。」

 

「今入ってるのはインドのSIM?」

 

「ううん、違う。」

 

「だからだ。じゃあこのサイトを教えてあげる。」

 

 

早速調べてみると、2時間47分遅れになってる。あ、あは笑い泣き
 
 
長期旅行の時ならいいのよ。
駅で数時間待つとか、34時間乗る予定だった列車が6時間遅れて40時間サウナ列車の中とかあったけど、
時間がいくらでもある長期旅行の時なら何てことない。
 
 
でも、たった一週間の旅行で時間が限られている中、
5時間乗るだけの予定の列車が3時間近く遅れるとなると、焦るよね~アセアセ
 
 
今回は短いから、午前はここを観光、午後はここ、ご飯はここで食べるとかまで細かく計画を立てて来たけど、
(こんなことをしたのは初めて)列車の遅延で今日の予定が完全に狂ってしまった。
 
 
インドの旅がそんな計画通りに行くわけないのにね。
一生懸命プランを立てた自分がアホに思える魂が抜ける
 
 
どうしようかな。待ってる時間が勿体ないな。
これからもっと遅れるかもしれないし、もう列車のチケットは捨ててバスに乗って行っちゃおうかな。
 
 
「トリヴァンドラムまでのバスってどこから乗れる?」
 
 
「バスはもっと時間掛かるよ?」
 
 
「う~ん、そうかぁ。あなたたちはここで待つの?」
 
 
「だって、他に選択肢がないからねぇ・・・待つしかないよ。」と、のんびりした様子。
 
 
インド人は遅延が当たり前で、慣れてるんだろうね。
 
 
「日本とは違うよね?日本は列車がすごく正確な時間に来るんでしょ?」
 
 
「そうだね。3時間遅れたなんて言ったら、ビッグニュースになっちゃう。」
 
 
少しホームに居ただけでじっとり汗を掻くほど気温が上がってきた。
 
 
二人にお礼を言って、「ここは暑いからウェイティングルームで待つわ。」と、また反対側のホームへ戻った。
 
 
レディースウェイティングルームに戻ると、隣に座っていた家族が話しかけてくれた。
オリッサ州から来ている母娘だった。
 
 
お母さんは英語が話せなかったから、娘さんが「お母さんがあなたとセルフィー撮りたいって。」と通訳してくれた。
 
 
お母さんと娘さんと撮った後、何かないかな〜とカバンを探ると折り紙があった。
 
 
このお母さんはとっても素朴そうだから、こんなものでも喜んでもらえるかな?と鶴を折ってみると、
感心したようにずっと眺めていた。
 
 
折り終わってあげると娘さんが、
「お母さんはベリーハッピーだって!」と教えてくれた。
 
鶴を手に持つ娘さん
 
さぁ、今度こそそろそろ列車が来る頃でしょう。
 
相変わらず線路内はゴミだらけで、女性が一つ一つ手で拾っていた。
 
時刻は10:35分。
来た〜〜〜〜!!私の列車クラッカークラッカークラッカークラッカークラッカークラッカー
 
結局3時間20分遅れ。
 
アプリとか色々教えてくれた親切なカップルにお礼を言って、列車に乗り込んだ。
 
サモサとイドリー売りがやってきた。
私そんなにサモサは好きでもなくて、インドで食べることは滅多にないんだけど、
冷めたイドリーかサモサの二択ならサモサだ。
 
 
サモサ3つで40ルピー(約72円)。
以前はどこで何に使われたかわからないような新聞紙で作った袋に包まれていたものだけど、
きれいなアルミの袋に入ってたよ。
 
厚めのモソモソっとした皮ではなくて、パリッパリの硬い春巻きみたいな皮のサモサだった。
サモサって、じゃがいもを潰したものが入っているイメージだったけど、
スパイスやココナッツで味付けをした色んな野菜(特にニンジンが)がぎっしりと入っていた。
 
これ、めっちゃ美味しい!南のサモサはこう言うものなの?それともこのお店のがこう言うサモサなのかな?
 
昨日は3時間くらいしか寝てない上に、駅で3時間以上待ってたから疲れちゃったネガティブ
 
 
寝たいな・・・
いつもなら必ず誰にも邪魔されず寝ていられるUpper Seatを予約するのに、
今回は「ケララの景色を見たいからLowerにしようっとピンクハート」とLower Seatを予約してしまったのだ。
 
 
23年前に感動した記憶があったけど、実際そんなでもなかったケララの車窓からの景色。
 
隣に人座ってるしな・・・・
(夜はチケットを持っている人専用のベッドになるけど、日中はLower Seatは誰が座ってもOKだから色んな人が座る)
 
思い切って「寝たいんだけど・・・」と言ってみると、「OKOK!」と別の席に移ってくれた。
 
 
やったー!ゴロン。
少し寝よう大あくびzzzzzzzzzzzzzzzzzz
1時間くらい眠ると、だいぶ疲れが取れた。
 
トイレのところ
 
日本じゃ考えられないけど、高速で走る列車の扉は開いたまま。
 
そして何故かみんなそこに立ちたがる。
 
いつも上から撮ってばかりだけど、Lower Seatにゴロンした体勢からの写真もいいね。
とっても仲良しそうなカップルラブラブ
 
 
インドの列車、本当にきれいになった。
以前は床がゴミだらけだったのに、こんなにきれいキラキラケララだからかな? 
 
でも、女の子が「飲み終わったペットボトルどうしたらいい?」って父親に聞いて、
「窓から捨てればいい」って言われてポイって捨ててたけどね。
まだまだ列車の窓から何でも捨てる習慣は無くならなさそう。
 
 
シートを縫って直してるのがかわいい。
 
15時半前、トリヴァンドラムに到着〜!!
 
あぁ〜ここまで長かったねアセアセ
 
小雨がパラパラと降っているトリヴァンドラムの駅。
 

さぁ、ここからオートリキシャに乗って宿に向かおうかな。

 

続く。
 

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