2023.11.24
旅行7日目 No.1 フォートコーチン
あっという間に最終日。でも、充実してたな~。
まずは朝ごはん!
宿を出てしばらく歩くとマザーテレサの像があって、コルカタの友人たちや施設の子供たちを思い出した。
みんな元気かな~?
ここに入ってみようかな。
小奇麗な食堂だったから、お値段がお高めなのかなと思ったけど、
最安レベルの料金だった。わ~い。
先日食べて美味しかったケララのKadala Curry(30ルピー=約54円)とPuttu(一つ10ルピー=約18円)をもう一度食べたくて、頼んでみた。
アレッピーの素敵なカフェで食べた時は、アツアツのが出てきて柔らかくてとっても美味しかったけど、
今日のは出来立てではなくて、硬くてボソボソだった・・・
Kadala Curryはここでも辛くなくてマイルドで、とっても食べやすい。
マサラチャイ(15ルピー=約36円)は、甘さ控えめでジンジャーが効いていて私好み。
さて、今日は夜のフライトまでたっぷり時間があるから(コーチン泊がちょっと長かったかな)、ミュージアムに行こうかな。
このもじゃもじゃの巨大な木、あちこちで見かけた。
「ううん、もう今日が最終日で、コーチンの観光は殆ど終わっちゃったから、要らないわ。」
「そうか。あのね、土産物屋さんについて来てくれると、100ルピー(約180円)のコミッションが貰えるんだ。
キミは何も買わなくてもいい。ガソリン代も要らない。ちょっとヘルプしてもらえないかな?」
「え~~~。あーそうなのね。ん~~~。ちょっと考えるわ。メイビー。」
と言って、中に入った。
このシステムは、昔からずっと変わらないね。今は100ルピーももらえるのか~。
右奥にあるのは、1506年に建てられたBishop's House。
旧ポルトガル提督の邸宅で、現在はカトリック司教の住居兼博物館として使われている。
普通に見学できると思って来たのに、「NO ENTRY!」と言われた。え~。
左奥に進むと、インドポルトガルミュージアムがある。
すごく流暢なんだけど、訛りが強すぎてよく聞き取れず残念だった
とても知識が豊富で頭のいい人なんだろうけど、
歴史や文化について早口でまくし立てながら頻繁に私に向かって勢いよく指を差すのが、攻撃的に見えて不愉快だった。
「キミは〇〇を知ってるかい?そうだ!それはこうでこうでこうだからこうなんだ!
なんでかわかるかい?それは〇〇だからだ」
みたいな感じ。うまく説明できないけど、伝わった?笑
教えてあげたいというよりは、自分の知識をひけらかしたいだけの人???
今調べてみたら、『人に向かって指をさす人は、相手を挑発して自分が相手よりも優位な立場につきたいという心理が働いている。自分に自信がない人がよくする仕草』
って書いてあった。王族の血を引いているって言ってたから、庶民の私を見下してたのかな
コーチンは、1503年にポルトガルの植民地になり、その後オランダ、イギリスにも植民地にされた歴史がある。
このエントランスの天井の模様の意味を教えてくれたけど・・・忘れちゃった
長い長い説明が終わって中に入ったけど、小さくて展示物もあまりないし、そんなに面白くなかった。
写真撮影も禁止。
外に出ると、さっきのオートリキシャドライバーが待っていて、
「ハロー。どう?一緒に行ってくれる?」って聞いてきた。
わ~!とっくに他の場所に客引きに行ってると思ってたのに、待ってたのか~。
決して印象の悪い人ではなかったから、「まぁ、時間はあるから、一軒行ってあげてもいいよ。」と言うと、
パッと顔を輝かせて、「REALLY??? YOU ARE SO NICE!!」と大喜び。
「ほんとにガソリン代も払わなくていいんだよね?」
「もちろん!行くだけでいいよ。何も買わなくても大丈夫。」
「オッケー。」
ブーーーーーーーーン。
とやって来たのは、私の宿のすぐ側の巨大なお土産屋さん。
中に入ると、ずらりとインド各地のお土産が並んでいて、店員さんに「これはどうですか?」「これは?」と勧められたけど、
「そうねぇ・・・う~ん。No thank you.」とか言いながらサッと一周して外に出た。
オートリキシャで待っていた彼に、「Did you get it?」と聞くと、「Yes」
何だこんなに簡単にコミッションを貰えるんだ!?
「Thank you so much!どこで降ろしたらいい?」って聞かれたから、試しに、
「今日これからフォークロアミュージアムに行く予定なんだけど、そこまでだといくら?」って聞いてみると、
「え!!??あそこまでオートで???高いよ!???う~ん、そうだなぁ・・・往復で800ルピーかな。」
「800ルピー(約1440円)かぁ~。じゃあやっぱりバスで行くわ。」
(Uberを調べたら最安で往復600くらい)
バスなら片道30ルピーくらいで行けるけど、乗り換えないといけない上に時間も掛かる。
めんどくさいけど、仕方ないな。
「じゃあ、宿で降ろすね。」
「オッケー。」
ブーーーーーーーーーーーーーン。
と走り始めてしばらくして、「時間あるからもう一軒寄ってあげてもいいよ?」と言うと、
「Wait!I have an idea.」とオートを止めた彼。
「あと3軒お土産物屋さんを回ったら、合計400ルピーのコミッションが貰えるから、
その代わりにミュージアムまでの往復の代金を400ルピーにするって言うのはどう???」
「それいいね!!!Win-Winだね!!」とすぐに合意して、二軒目の土産物屋に向かった。
二軒目は入った瞬間に「ウッ」となるくらい、カビ臭かった。
あまりにも臭くて、そこの空気を吸ってたら体に悪そうだったから、一周してすぐに出た。
三軒目に到着。
「あの~、買わなくてもいいんだけど、もし買ってくれたらもっとコミッションが貰えるから・・・」
「もちろん!親にもお土産買いたいし、欲しいものがあったら買うよ」と店内に入ったものの、
インド14回目の私にはもう見飽きてしまったようなお土産物ばかりが並ぶ。
お土産を見ただけで「これはアグラのだな」「これはカシミールね」「これはラジャスターン州だな」って当てられるくらい。
買いたいほど惹かれるものは何もない。
でも、ここでは『ドライバーに連れられて何も知らずに買い物に来たインド初心者』を演じなくてはいけない。
全く興味のないものに興味があるふりをして会話を続けるのって、結構難しい。
何か買ってあげないと悪いかな?小さい物でも買おうかと、ラクダ好きの私はちっちゃな木彫りのラクダを手に取って、
「How much?」と聞いてみると、店主は深刻な顔をしながら「これはね・・・1000ルピーだ」
はっ???バッカじゃないの???ないない、絶対ない!!
「Too expensive.」と言うと、店主は急に怒り出して、
「高いと思う?それは君のポケットが空っぽだからだ!!君が貧乏だからだろ!!!」
「うんそうね、私はすごく貧乏だからあれに1000ルピーは払えないわ。Thank you~」と言って店を出ようとすると、
「ハ~ン??何にThank youだよ???」
「お土産を見せてくれてありがとうって意味だよ。」
「何も買わないでThank youってどういう意味だよ?あーそうだよ、私たちはソーシャルサービスをやってるんだよ!!帰れ!!さっさと帰れ!!」
キーッ!だったら20年前と変わらないどこにでもあるありきたりのお土産じゃなくて、オリジナリティーのあるものを置けばいいじゃん!!
でも、もしかしたら、店主は初めからコミッション目当てで来ていたのを見抜いたのかもね。
ドライバーに「もうやだ~。さっきの人すっごく感じ悪かったんだよもう行きたくない~~~。」と言うと、
「あと一軒だけ、一軒だけお願い」
「わかった・・・」
とやってきた4軒目は、とっても明るい店主さんたち。
すぐに私があまり興味がないことに気が付いて、
「土産物屋のラウンドツアーしてるの?ここで何軒目?」ってズバリ聞いてきた。
「うっう~~~~ん、ここが二軒目。ドライバーさんが連れてくるからさぁ・・・」
と、仕方なく来たみたいなふりをする私。
結局ここにも特に買いたいと思えるものはなく出て来たけど、
インド人の『ガチョ~~~~ン』いただきました~~~可愛すぎる
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