「愛佳おはよう…」




やわらかい声が聞こえて、ぼんやりと理佐の顔が瞳に映ると安心する





「理佐おはよう…んー好きっ!」



抱きしめようと手を伸ばしたが
気だるそうに私の手を払った理佐は寝室から出ていってしまう

しかし数分後にはベットに戻ってきて、携帯でゲームをし始めていた私を抱きしめた




「愛佳上手いね」



「後で一緒にやろうよ」



「やだ、見てる方が楽しい」



「とか言って抱きつきたいだけのくせにー」



「…愛佳のバカっ」




怒ったのか、モゾモゾしながら私の掛け布団の中に理佐が入っていった

私はゲームを中断して、掛け布団の中で理佐に抱きつく




「図星言われるといつもこうだよね」



「愛佳が悪いもん…」



「まあ理佐って結構 寂しがり屋だから仕方ないかー」



「なんかムカつく」




薄暗いのに理佐が顔をしかめているのが分かった




「ねえ、愛佳…」



「なーに?」



キス…



「え?」



「だから、キスして…



「理佐ってほんとかわいい…」





求めてくれるなら、キスくらい いくらでもするよ

私は理佐の頬に手を添えて優しく唇を重ねた。










「ふぅ…うちもうゲームの気分じゃなくなっちゃった、ねえ理佐、意味わかるでしょ?」



「でもこの後テレワーク会議あるからだめ…」



「なんでよ!誘ってきたの理佐じゃん」



「それでもダメなの、ごめんね愛佳」




実は年上の理佐。

普段はその事を忘れてしまうくらい、私の方がしっかりしていると思うけど

時々、すごい大人に感じるんだよな



そう、いま私の頭を撫でてる表情とかね。





すっかり拗ねた私が気になるようだけど、会議に遅れてしまうとベットから理佐が立ち上がる。





「愛佳、1時間待てるでしょ?」




「待てない…」




「なら会議終わったらその、、好きにしていいから…」




その言葉が聞こえた瞬間、私もベットから飛び起き理佐の元に駆け寄った




「今の言葉 忘れないでよ?」




そう耳元に囁けば、理佐はどんどん顔を赤くしていく



「愛佳の変態…」



「そんなに恥ずかしがるなら言わなきゃいいのに」



「それは…んーもういい!」



そうして最後はいっぱいいっぱいになったのか、理佐は部屋から出ていってしまった。





理佐ってほんとずるいよなぁ…




お預けなのにあんなこと言うなよほんと…












おはようございます!
短いですがお読みいただきありがとうございました!

やっぱもなりさ最高!

次回は10月上旬に投稿します!
お楽しみに(´▽`*)




FIFA21の発売楽しみだな〜
FallGuys?まいやんがYouTubeでやってたゲームもやってみたいよ…


HONOウインク