リンクで知り合った、55歳の中国女性Sさんが今日アイスダンスの検定を受ける予定です。応援のお電話を入れたら、色々と大変だったからか、Sさんが泣き出してしまいました。


 Sさんは、14、15歳の頃まではフィギュアスケートの選手だったそうです。その後文化大革命のせいで禁じられるようになり、それ以来40年間、スケートと一切関わろうとはしなかったと言います。その息子さんの留学先である名古屋に遊びに来て、やっと40年ぶりにリンク復帰したのです。(その息子さんにさえ、自分の母親がフィギュアの選手だったことはそれまでに知らなかったそうです。)


 ビザの期間制限もあり、急いで連続2ヶ月、フィギュアスケートとアイスダンスの初級検定を受けることになっていて、しかも一回しか機会がないので、プレッシャーがすごいと思います。とてもエネルギッシュで、芯が強そうな感じの方です。でもこの前は怪我してしまいましたし、さすがのSさんも色々と貯まってきちゃっているのではないかと思います。


 私、涙に弱いです。論文の締め切りが近いですが、やはり応援に行ってこようと思います。ついてに初めての邦和(ミキティが練習していたところ)を見学してきます。