>  >  > 9月25日までに大地震発生? メキシコの次は日本?

2017.09.14

 

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画像は「NBC NEWS」より引用

 日本時間9月8日13時49分頃、メキシコ南西部ピヒヒアパン沖合でM8.2の巨大地震が発生し、現在までに60人以上の死亡が確認される大きな被害となっている。8日の記事にもあるように、今回のメキシコの地震は、各方面で事前に発生が予言されていた。しかし本記事では視点を変えて、今回の地震発生に8月22日の皆既日食が影響を与えていた可能性、さらには直前に地球を襲った大規模な「太陽フレア」が巨大地震を誘発した可能性について探ってみたい。


■もっとも危惧すべきタイミング、それは「日食後の満月」

 過去の記事で筆者は、8月22日の皆既日食の前後に大きな地震が起きる可能性を示唆し、また別の記事では、8月8日の満月(部分月食)から次の満月(9月6日)頃までは大きな地震に注意が必要であると警告していた。というのも、過去のデータを紐解くと、日食(新月)の次の満月頃までに大地震が発生する例が多いという“経験則”が存在するためだ。

 そして実際、上記期間の冒頭にあたる8月8日に中国で九寨溝地震(M7.0)が起こり、また(期間を2日経過したが)9月8日に、メキシコを巨大地震が襲った。すべてを科学的に説明することは難しいが、8月8日の満月を過ぎ、月が地球に接近しつつあるタイミングの惨事であり、これはやはり引力が影響していたのかもしれない。では、以下に日食後の満月頃に大地震が起きたケースを5件ほど示そう。

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イメージ画像:「Thinkstock」より

【日食】1973年6月30日:皆既日食(南米北部、北アフリカ、インド洋)
→1973年7月14日:中国・西藏、M6.9。月齢13(満月)。
【日食】1999年8月11日:皆既日食(ヨーロッパ、トルコイラン、インド)
→1999年8月22日:バヌアツ、M6.6。月齢15(満月)。
【日食】2007年3月19日:部分日食(ユーラシア中央・東部)
→2007年4月2日:ソロモン諸島、M8.0。死者35人。月齢14(満月)。
【日食】2009年7月22日:皆既日食(インド、華中、奄美諸島、中部太平洋)。
→2009年8月9日:東海道南方沖、M6.8、最大震度4。月齢17。
【日食】2013年5月10日:金環日食(オーストラリア北西部、ソロモン諸島)。
→2013年5月24日:オホーツク海、M8.3。月齢14(満月)。

 さて、メキシコ以外に目を向けると、今月8日には日本でも下記のように比較的大きな地震が3回ほど起きていた。

・ 2017年9月8日2時26分頃:小笠原諸島西方沖、M6.1、最大震度3
・ 2017年9月8日14時20分頃:熊本県熊本地方、M4.1、最大震度4
・ 2017年9月8日22時23分頃:秋田県内陸南部、M5.2、最大震度5強

 秋田県内陸南部では、その後もしばらく群発地震が続いた。さらにロシアでは、カムチャツカのシベルチ火山とクリュチェフスコイ火山が8日午前(現地時間)に噴煙を上げている。

 

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