アイスダンス。なくなっても不思議ではないと思います。
競技でという意味ですけど。
ダンスチームを育てられるコーチって、今までずっとロシア系かフランスのリヨンか、そのくらいしか居なかったというのが大きいのでは?
選手の国籍は違っても、どこの誰に習っているかはほぼ重なっている。例外はCディーンやプラトフくらい?よしあしを見極めるのも、見始めた人には難しいのだろうし。
ソビエト崩壊でロシアコーチたちがアメリカに職を求めて移住する前のアメリカチームとしては、パンサラン・スワロー組が世界15位くらいだったような気がする。特に何がよかったという記憶もない。シュピルバンドとズエワが世界のトップチームを育てるようになる前には、リニチュク組がトップチームを育てていた。その辺はDAYsに木戸さんが詳しい経緯を書いていたはず。

でも、アイスダンス的要素がなくなるとは思いません。
地元での話で「アイスダンスってどんなの?」と聞かれて、私の答えは「高橋大輔の演技からジャンプを抜いたようなのを、男女二人でやってるんだよ」と答えておきました。それで「ああ、なるほど」とわかったようですよ。

そもそもペアものは男女エスコートが常識の欧州社交界から来たもの。特別に国が育成しないと、中国ペアのように躍進は難しいといっていた人が居ました。とにかく組み合わせが難しい。日本人にはそれ以前に照れとか、男女文化の差があって、エッジワーク自体はうまくても、学校の運動会のフォークダンスのように、無味乾燥に見えてしまっていたときも。
けれど。夫婦で楽しむ社交ダンス系の個人スポーツダンスとしては、これから裾野は上向く可能性はあると思います。
五輪でなくてもいい。
そもそも五輪競技数は多すぎて、とても見切れない。
五輪自体がコンパクトになり、そんなに特別扱いされなくなり、それでも一般的スポーツになるのは野球のような道ですし。
どう変わったっていい。
戦後復興の象徴だったような。あるいは冷戦の代理戦争のような五輪はもうなくなるのではと思っていますし。(個人的には世界陸上とか世界水泳とかの方が楽しめる)
やってもいいけど、どうせ見られるのはダイジェストが精一杯というスケジュール。五輪で大騒ぎするのは日本くらいなもんで、ほかの国ではもっとささやかで、自分の国の選手が活躍する競技を少しだけ映すくらいが関の山のようですし。
五輪のメダルのためにと国からたっぷり予算が出て、それで初めて存続できる競技なら、目の色を変えて五輪五輪と騒ぐでしょうが、近くで出たメダリストの名前ももう覚えていません。
スポーツ界の古い頭が変わるなら、別になくなったっていい。
やりたければファンが支えて大会を開催すればいいんです。
それだけのファンもいないのに、五輪競技だというだけで国費ぶら下がりというスポーツのあり方は、これから変わっていくkと思いますし、変えなければならないと思います。
辛口で失礼しました。
でも、伊藤みどりがピョんチャン発言していたのを見ると、ほんとにアスリートって単純な人生感でうらやましいなと思いますね。国同士の外交も何一つ考えないでいいんですから。