終戦70年をむかえた。
私は小学校の友達の誕生日が8月15日だったので何故か終戦記念日をよく覚えている。
小中学生の時は終戦記念日を迎えると後2週間で夏休みが終わると、悲しい気持ちになった覚えがある。
父は終戦を疎開先の四国でむかえ7歳の時だったという。
戦時中11人兄妹のうち4人を栄養失調で亡くしたと聞いた。
ふと考えると、私が生まれるわずか25年前に第2次世界大戦が終わったと思うと、今の子ども達より戦争を身近に感じていると思う。
今の日本の子ども達(高校生から大学生)には8月15日が何の日か知らない子が全体の半数いるという。
平和な国日本、それはとても素晴らしいことではあるが、戦争や紛争は今現在でも世界の中で起きている。
そのことを日本が犯してはならなかったあの戦争や、現在もどこかで戦争で苦しんでいる人達を、全く別世界のモノと考えてはならない事をこの日に改めて考えさせられました。
私が戦争を知る限りでのもっとも悲惨だと感じたのはノルマンディー上陸と硫黄島の戦いである。
その硫黄島での生存者が語った一言が頭から離れない。
「とにかく食料どころか飲み水すらない、他人の汗を舐めあったり、泥水に蛆がいると食料と飲み水が一緒に食べれると思い飲み込んだ。」
爆撃の惨状、被爆者、様々な悲劇を生むのが戦争であるが、一方でそれに立ち向かっている人達の忍耐と痛念の思いも忘れてはならないと思う。
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