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公衆トイレで


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おばけなんていないさ


おばけなんてうそさ


ねぼけたひとが


みまちがえたのさ


だけどちょっとだけどちょっと


ぼくだってこわいな




ぼくは今でもこんなうたがうたえるくらい臆病で


夜の公衆トイレで温風器も使えないでいるんだ


だってすごい音だろう?


ごおおおおおお ごおおおおおおお




ぼくはあのこに借りているハンカチを使う


それを握り締めるとほら、もう大丈夫。怖くないんだ。





明日こそは、返さないとなぁ・・・・



はじめての文鳥


icollection-文鳥ico


何かを描きたいと思うときは


だいたい自分のいろんな欲を発散させるときか


だれかに喜んでもらいたいとき。




今日の絵はユルい仲のあのこに捧げます。



ちょっと小さい感が伝わってこないけど。美人文鳥。


自分の価値は


icollection-桃


桃をひとつ30円で買いました。


箱いっぱいに詰め込まれた30円たちは、顔に傷がついていました。


それだけなのです。


隣の桃は238円。


30円は、屈辱にさらに顔を歪ませました。


「捨てるよりは」「もうけもん」


傷口に染み入る言葉が聞こえてくるようです。


どんなことをいわれても、どんな評価を下されても


気にしないのです。だって誰にもわからないのですから。


あなたを選んで食べてくれた人にしか、あなたの良さは。