花垣 純米「米しずく」 | Takeblog ~たけぶろ~

花垣 純米「米しずく」

昨秋の三笠フーズ事件…業界には爪痕がまだキツイ様だ
酒販店、蔵元 そして私達がもっと連携し合ってこの状況を打破しないと。

と関係者達と話も色々した。改めてメディア風潮の怖さを認識した次第だ
落ち着いたら訃報のあった広陵に線香をあげに行こうと思う
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福井県 南部酒造場 「花垣」
五百万石20% 日本晴80% 日本酒度+3.0
酸度1.6 アルコール度数15.5

酒造HP http://www.hanagaki.co.jp/index.html


日本百名水「越前大野伏流水」を使用、低温貯蔵、熟成された(ひやおろし)
生詰されているあたり 蔵元の自信作を思わせる 福井と言えば清酒「黒龍」が

有名だが、自家酵母の織り成す柔らかい酸味の心地よさがとても印象的で

私の中では“福井”と言えば花垣のイメージが強い。


原料に使用されている日本晴だが コシヒカリが誕生するまでは国内で最も

多く生産され食されてきた品種だ。寿司屋の方はピンときたと思うが 粘りが
弱く程よい硬さがシャリ向きで有名だ


香りは至って控え目だが 口に含んだ瞬間 リンゴを彷彿させるようなまろやかで

心地よい酸味。で余韻はすっと短く切れ爽やかさも兼ね備えている
生詰の性質ゆえか 冷やで楽しむのが一番なのだろうか…

自分が客にお勧めするなら“セカンド”になるだろう。「さあ これからゆっくり食事を

愉しむぞ!」というそんな気持ちにさせてくれる ひやおろしだ

開栓直後 で開封して10日 と飲み比べてみたが 出来が秀逸なのかヒネ香は殆ど

感じず。北陸のお酒なのだが 珍味と取り合わす、というより淡白な白身魚の焼物や

かと言ってサンマなどの脂が乗った背青魚とも合いそうなキレの良さを感じる

日本晴で仕込むとこういう酒質になるのかな? 程よい熟成感も楽しめる、

ひやおろしも各蔵元さんの趣向が垣間見れ 結構年を追う毎に楽しみも倍増する

久しぶりにHPを閲覧していましたが そちらも中々の拘りだ