北野天満宮(久留米)
西鉄甘木線/北野駅下車右に徒歩3分 筑後川支流/陣屋川北側に北野天満宮 が鎮座しています
天喜二年(1054)創建 山口酒造場を営む山口家と縁の深い神社 京都北野天満宮の直系神社で 無実の罪で大宰府に配流された菅原道真公を祭神とする鎮守府でもあります
県道81号線から望む北野天満宮 鳥居内は嘗ての宮内だった跡が 神聖な地であった事が伺えます
300年前 山口酒造場(古手屋)初代/山口與右衛門がこの地に辿り着き 山口家の歴史が始まりました
筑後国-豊臣政権時は小早川隆景養子/秀包が 関ケ原戦後は石田三成を捕えた田中吉政が三河国岡崎から加増移封 2代目死後田中家は無嗣断絶となり 筑後は南北に分けられ北部を丹波国福知山から加増移封された有馬氏が治め 以後江戸末期まで久留米藩として栄えます
福岡県の天然記念物に指定されている樹齢900年の大樟
菅原道真公いえば“牛と梅” 神社の神紋は京都/北野天満宮同様“星梅鉢紋”です
『東風吹かば にほひおこせよ梅の花 主なしとて春を忘るな』 — 菅原道真(拾遺和歌集)
道真公が大宰府へ辿りついた折 河童との伝承があり “河童の手”は代々神社の宝として祀られています(現在非公開) この絵は何時頃画かれたものでしょうね?最近と推測しましたが
山口社長が子供の頃 蔵開き祭りでこの“河童の手”を借り受け蔵内で飾った所 原因不明の病に掛かった事で非公開になったとか(笑) そういう逸話を聞いた時は流石に道真公の神力を感じました
写真に見える2つの鳥居 向こう側の黒い鳥居が嘗ての宮道の幅を示しています(2㍍半ほど)
現在は宮内へ移封されていますが 嘗てはこの鳥居が正門として宮町/北野町を彩っていました
北野町の町花はコスモス 今度はコスモスが咲き誇る秋に再訪出来ればと思います
“おくんち(収穫祭)”が10月に開催されているので その時期に合わせれば
というか その辺り ひょっとすると大阪でご一緒しているんじゃないですか?(笑)