本当は学校に行きたくなかった。
でも負けたくない!
弱いと思われたくない!
この気持ちだけで学校へ行っていた。
体の異変も変わらずだった。
その日も行きたくなかったけど毎朝りさと待ち合わせをして学校へ行っている。
待たせたら悪いので準備をしていたら携帯が鳴る。
『えりかちゃんごめん。
今日私体調悪いから遅れて行くね。』
りさからの電話だった。
りさと行かないなら私も行きたくないなぁ、、
そう思った。
結局その日は遅れて行くとりさは私より先に来ていて楽しそうにクラスの子と話していた。
その中にさなもいた。
でもあまり気にする事なくりさ元気そうで良かった!なと思いながら教室へ向かった。
夜眠れないから授業中によく寝ていた。
ざわざわうるさくて目を覚ますと休み時間になっていて久しぶりにあいが学校にきていた。
あの最強5人のあいだ。
そのざわざわは不登校の子がいきなり来たせいもあるがあいは金髪になっていた。
あいだ!
と私は思いすぐ
『あいも行こうよー!』
と私達グループがいつも集まっていた渡り廊下に行こうと誘った。
あいは最初険しい顔をしていて私が誘うと拍子が抜けた様な顔で
『いいの?』
と言った。
『当たり前じゃん?』
と私はなぜそんなリアクションなのかが分からなかった。
結局あいはもう帰るからといつもの場所には来なかった。
みんなに
『あいがいたよー!』
と教えるとみんなリアクションが薄くまた私は違和感を感じたが別に深く聞く事もなかった。
『りさ大丈夫?』
と聞くと大丈夫!といつものりさだった。