黒染めをさせられて学校指定の靴下をはかされて制服だってちゃんと着ている子達は私をすごい目で見てきていた。
さなが
『先輩に報告しないと』
と隣の子に言っているのが聞こえた。
『あんたださいね(笑)』
と私が言うとまさか聞かれていると思わなかったらしくびびって逃げて言ってしまった。
りさ達を見つけて手をふり近づいたが私に向ける笑顔は前ともう変わっていた。
少し前からグループのみんなにも避けられていた。
毎朝一緒に登校できないと色々な理由で断られ続けある日私は見てしまった。
りさがさなと登校している。
悲しかった。
私とは行けないのにさなとは登校できるんだ、、
それから3日連続一緒に登校しているのを見てこれ以上傷つきたくない私は自分から
『今度からは別々に行こうか?
でもずっと一番の友達だよ』
とメールを送った。
もう毎朝言い訳されるのが嫌だった。
りさからは返事が来ず次の日からみんなでいつも集まっていた渡り廊下に行っても誰もいなかった。
集合場所が変わったみたいだが私は誘われなかったから行く事ができなかった。
どうしてこんな事になったのか分からない。
ただずっと違和感を感じていた。
気づかないふりをしていただけだ。
変わらず毎日誰が敵か分からない陰湿な嫌がらせを受けている。
上級生は私の様子を見にくるしすれ違う度に文句を言われる。
同級生もみんな私に近づかず友達まで、、
また1人ぼっちになった。
私の居場所はなくなった。