消灯時間になるのでまた明日ねとみんなとバイバイをした。

まだ蕁麻疹が痒い。

まこちゃんの部屋に行きながら冷静に考える。

もしこの蕁麻疹が保健室の先生のまこちゃんにばれたら私は病院に連れて行かれて明日のみんなとの約束を守れないかもしれないと。

どうしても明日みんなと自由時間に遊びたい!

私は蕁麻疹の事をまこちゃんに言うのを辞め、自分の部屋に戻ろうとするとゆうや達がいた。

今日はよく待ち伏せされる。

久しぶりに幼馴染み6人で集まった。
記念に写真も撮った。

この6人が本当に大好きだ。

それなのに最近は人の目が気になりこの大好きな幼馴染み達ともゆっくり過ごせない。

今だけは楽しく過ごしたい。

幼馴染みの中のだいきは誰とでも距離が近い。

そしてボディタッチがすごい。
仲良ければ男女関係なくするタイプだ。

『えりかー』
と腕にべたべたしてくる。
別に見慣れた光景だ。

でも私の腕の蕁麻疹に気づいてしまった。

『えりか蕁麻疹が出てる!
保健の先生にみせないと!』
と言われて慌てて隠したが結局ばれてしまった。

『自分で言うから大丈夫!』
と言うと絶対に行くようにと念押しをされた。

今日はそらともりさ達とも
そして仲良しの幼馴染みとも楽しい時間を過ごせた。

私はさっきまであれだけ落ち込んでいたのに幸せを感じていた。

そらがくれたお守りのお陰かもしれない。
私は部屋に戻るとお守りをバッグにつけて大切にしようと誓った。