ある日私は学年主任と生活指導の先生に指導室に呼ばれた。

今更何を指導するんだろうと考えながら向かうと生活指導の先生が私にぶちきれていた。

『お前がやっただろう!
正直に言え!』

何の事かわからない。

それなのに
『自分から言え!』
と言う。

唾を飛ばしながら私に叫び続けてきた。

1時間程そのやり取りが続く。

『唾が汚い。
口を開けないで』
と言うと胸ぐらを掴んできた。

『お前とは一生話さない』

私はそう言うと本当にその瞬間から一言も話さなかった。

黙っていた学年主任が机にシューズを出した。

れみと書いていた。

だいきの彼女のれみだ。

『これがなに?』

別に見た感じ普通のシューズだ。

『えりかがれみにいたずらをしているのか?』

いたずら?

私が?

見に覚えが全くなかった。

それから一週間毎日私への聞き込みが続いた。