母親にまこちゃんが電話して病院に連れていかれた。

私はうつ病という病気らしい。

ストレス、うつ病

私にはわからない言葉だらけだ。

何も頭に入ってこない。

薬をたくさん処方された。

1回の服用で20種類ずつ飲む。

飲めと言われたから飲んでいた。

効果なんかわからない。

ストレスってなに?

うつ病ってなに?

とりあえず飲めと言われた薬だけは飲み続けた。

何の点滴だったのか覚えてないがたまに点滴にも通った。

体重がどんどん増える。

食欲だけはある。

最近10キロ増えた。

鏡を見ながら考える。

私ちゃんと生きてる?

この頃本当によく考えられなくてボケーっとしていた記憶しかない。

家ではおばあちゃんがうるさかったので家にはいられなかった。

私は自習室にも行かず保健室でずっと寝て過ごしていた。

ある日私はいつものように保健室で寝ていた。

あいの声がする。

自習室にいるあいの声がよく聞こえていた。

あいってよく喋るんだなーとぼんやり聞いていた。

あいは保健室登校の子で仲良くしてる子がいるようだった。

2人は私の話をはじめた。

私がベッドで寝ている事を知らない。

あいはこの前のりさが彼氏ができた日の話をしていた。

全部は聞こえなかったがなぜか怒りの矛先が私に向いていた。

まただ、、

もうどうでもいい、、

いつだって悪者は私だ。

そしてそのあいの友達がそらの話をはじめた。

あのすりガラス事件の時にいた様だ。

私とそらが付き合っていて喧嘩をしていたと話していた。

そらと付き合っていないのに、、

人の捉え方や噂の怖さをこれから知る事になる。