古代ローマのことについて、学習中の小学4年生の息子タンタン。
友達と二人で、自由研究を買ってでた。
その発表に備えて、「アリックスの旅、ローマ編」の著者である、あのムッシュウ・ジャック・マルタンに電話インタビューを試みた。
用意した質問は3つ。
その1、崩れ落ちた廃墟しか残っていませんが、描くに当たって、どうやって再構築されたのですか？
→それは大変な仕事ですよ。沢山の本や資料を基に描きました。
17、18世紀の考古学者や歴史家達がまとめた膨大な資料や、研究結果を私は利用させてもらっただけです。
その2、シーザーと、ヴェーサンジェトリックスの顔を、どうやって復元したのですか？
→私が「アリックス」を作り出した60年前には、彫像も、資料もほとんどなかったけれど、存在した物語を元に、再現してみた。後になって、かなり似ていることが分かり、誇らしく思っています。
その3、アリックスやシーザーの時代に9歳の子供が生きるのは、危ないですか？
→金持ちであるならば、よかったけれど、もし貧乏であるなら、ひどい時代であったと思う。その時代に生きたいとは思いませんね。
いつもは、おしゃべりでお調子者の息子も、かなり緊張していた様子。
一生の思い出になっただろうね。