年末、忘年会って訳じゃないけど、招待されたり、したり、というのが、連日続いてます。


お客様を迎えるときは、準備は大変だけど、楽しいし、喜んでもらえて嬉しい。


そんな私が好きなことのひとつ、料理の本を見ること。


一人暮らしを東京で始めた頃、買った分厚い「おかず大百科」

今でも活躍してます。



南仏の風の下で


たまに買う料理雑誌も楽しいもの。


若い有名なシェフが何人も、いるけれど、その中でも、お気に入りはシリル・リニャック。
テレビの番組も持っていて、最初は、「何このカッコ付けし?」なんて思ったけど、彼の料理に対する情熱は、すごい。

彼の作るものは、素朴な料理も、華やかに変身。
見せ方、魅せ方がうまいんだろうな~、とセンスに感心。



南仏の風の下で


実家からもらった古い料理の本も大好き。


昭和30年代に出版されたもの。
言葉使いからして、違う。
もちろん、写真は白黒。
材料がこちらでは、手に入らなくて、できないものもあるけれど、読んで味を想像するだけで楽しくなる。


南仏の風の下で



あ~、なんて私って食いしん坊、と思うわけです。

だから、ステファンと気も合うのかな、と。



だんなのステファンは、フランス料理のコックですが、彼は、料理の本を見るのが嫌い。


今では「Marmiton」なんて、料理のサイトも利用しているようだけど、以前は、おばあちゃんからもらったという、1920年に発行された古い料理の本だけを、参考にしていた。



南仏の風の下で



ページも外れてぼろぼろ。


ジュリアン・クレールの歌の中に


Notre langue francaise s'abime
Comme un vieux livre de cuisine

古い料理の本のように、僕達の言葉、フランス語が傷んでいく



というワンフレーズがあるけれど、何で、料理の本だと傷むの?と思っていた。
でも、ステファンの本を見ると、納得。

自分のコレクションBDは大事にしてるんだけどね~。


ということで、今日も、料理の本を手に、ふむふむ、にやにやしてる私です。