- 表紙にズバリの寄生虫写真なので結構本屋で目立ってましたよね
図書館に予約をかけて、今年の5月ようやく読む事ができました
寄生虫なき病/文藝春秋
作者ご本人が自己免疫疾患らしい。ひどいアレルギーと無毛症(体中の毛が抜けてしまうような症状みたい)で苦しんでいらっしゃる
その作者が同じような病気で苦しんでいる方をインタビューしたり寄生虫の歴史や免疫機能とは何ぞや?見たいな説明があったり盛りだくさんだった
で、自分の体に寄生虫を・・・皮膚に貼り付けるだけで潜り込む
人間の体にはめっちゃいっぱいいろんな微生物や寄生虫やら何やらかんやらが住み着いて渾然一体となってバランスをとるのがいいのではないか、と言うことらしい
でも体にいい微生物とそうでないやつとか色々いるらしく、微生物なりなんなりがたくさんいればいいというモンでもないらしい
農村部で家畜と一緒に暮らしている人は自己免疫疾患の発症率は低いらしい
父の家は農家だった。私が子供のころにはまだ父の実家には牛さんがいた - そういえば父はアレルギーとは無縁だ
下手な小説よりはスリリングで興味深かったのですが、いろいろと考えさせられた一冊でした