前回のブログの続きです。

 

 

 

救急外来から入院する病棟まで移動し、

夫や母には入院生活で必要なものを家に取りに帰ってもらいました。

 

入院する病棟は産婦人科病棟だったのですが、病棟に案内するために迎えに来てくれた産科の看護士さんが

「赤ちゃんの泣き声のする病棟だけど、大丈夫かなぁ?」と泣きそうな顔で心配してくれました。

正直私は妊娠していることに気付いたのが前日の夜。

お母さんになりかけていた実感さえその時はありませんでした。

だから無事に生まれてきた赤ちゃんに対しての特別な思いはなかったのですが、

この病院の看護師さんが患者(妊婦)に寄り添う気持ちを持った人たちなんだということがわかり、

それがとてもうれしかったのを覚えています。

(数時間前のEXILE事件の看護師さんとどうしても比べてしまいました。←根に持っているムキー笑)

 

 

運よく個室に入院することができて、テレビを見てぼーっとしていたら、

母からの知らせを受けた妹が目を真っ赤にして泣きながら病室に飛び込んできました。

 

…一体母は妹にどういう知らせをしたんだ。。笑

その時私は痛みもほぼなく(ピークはとっくに過ぎていた)比較的元気だったので、

まるで私が瀕死の重体であるかのような妹の態度が最初はおかしくて大笑いしたのですが、

徐々に私ももらい泣き。

私が当事者なのにもらい泣きするってなんなん、とまた笑ってまた泣いて。。

心配してくれる妹の気持ちがとてもうれしかったです。

 

次に母が、前開きのパジャマやら生理用品やら、入院生活に必要なものを買ってきてくれました。

当時は6月で季節的にも前開きのパジャマがあまり売っておらず、探すのが大変だったそうです。

確かに、夏はTシャツ・短パンで寝ることが多く、パジャマはあんまり売れないんだろうな。

 

最後に夫が、私の下着やらメイク道具やらPCやらを持ってきてくれました。

母も妹も、夫が私の私物の場所を把握していることにびっくりしていましたが、

それもそのはず!

私たちは同い年で共働きということもあって家事は完全に分担制。

料理とトイレ掃除が私の担当。掃除と洗濯は夫の担当です。

(私は本当に片づけられない女なのです。。。)

なんなら私が家にいないほうが家が綺麗、そんな夫婦。

そのため私の私物の場所も私よりも絶対夫のほうがよく知っている。。

本当に頼りになる夫です。

でもそんな夫に私でもびっくりすることがありました。

 

なんと、前日にAmazonから届いた大好きな菅田将暉のムック本も一緒に持ってきてくれていたのです。

(私、年甲斐もなく菅田将暉の大ファンで、菅田将暉のCDとかDVDとかムック本を見つけたらついついポチってしまう悪い癖がありますラブ

確かに前日(妊娠検査薬を試す前)、夫に届いたことを自慢していました。

まさか、持ってきてくれるとは…!!

 

夫「ねむちゃん暇だろうし、きっと読みたいだろうと思って」

 

夫が神に見えました。

 

 

もし夫が入院することがあったら(絶対あってほしくないけど)、でもそんなことがあったら、

私は本田翼とガッキーの写真集を買っていってあげようと心に決めました。笑

 

 

そんなこんなで、

体調は比較的いいし、

看護士さんは優しいし、

ごはんもわりとおいしいし、

菅田将暉も一緒だし←

私の入院生活は終始快適なものでした。

看護士さんからは出血があるかもしれないと言われていたけれど、

出血することもなく…本当にここ数週間のなかで一番がいい状態でした。

 

決まった時間に体温を測ったり、採決したりするのはまぁちょっとめんどくさかったですが、

それでも全然苦にならない。

 

思えば私の人生で初めての入院生活だったのですが、

産婦人科病棟は最初に看護士さんが心配してくれたように、夜中でも赤ちゃんの声が響いていました。

でもむしろ私にとってはそれがありがたかった。

 

なんとなく、夜の病院=幽霊、みたいな先入観があって(お前何歳だよというツッコみは覚悟の上。笑)

入院なんて一生したくないと思っていましたが、

赤ちゃんの泣き声がするたびに「ちゃんと生きてる人がいる!!照れ」と安心できました。笑

(この話を子持ちの友達にすると、そう思えるのは幸せだと言われます。

夜泣きのひどい赤ちゃんがいる子からすれば、夜中の大泣きは本当に辛いらしい。。笑

今の私にはそんなこと知ったこっちゃない口笛笑)

 

 

そして、もし私に子供を産む日が来たら、ここで出産したいなぁと思いました。

 

 

 

長くなったので、入院生活について記事を分けます。