世の中吐くのが怖いって人はたくさんいる。
22年しか生きてないけどそういう人を何人か見たことがある。
私の同級生(男性)は飲みに行くと一杯目で顔が真っ赤になって一点を見つめ大人しくなる。
最初は何?何?まさか?と思って怖かった。
だから気持ち悪い?とすかさず聞いた。
「ヤバイけど俺は昔トラウマがあって吐けないんだ。だから落ち着くまで放っといて。」
と言われた。
元々お酒が弱く吐けないと自分で分かっている彼はいつも弱いお酒を頼んだりゆっくり飲んだりしてる。
だから私は安心できる。けど心配になる。
人が吐くのは大丈夫?と聞いたことがある。
「イヤだけど、まぁ大丈夫かな。」
ふーん。自分が吐くのがダメで他人のは平気なタイプだぁ。こんなこと言うのおかしいけど羨ましい。
あともう一人同級生(女性)も「吐けない!」って言ってた。「あたし吐けないから!」って。
でも同窓会の日、遠くの方から「吐いてきた」って聞こえた。
ん?と思って大丈夫?吐けた?って聞いたら
「便器見れば自然と吐けるよ~」って。
うーん。吐けないって言ってたじゃん。
まぁ吐けないってレベルが違うか...
もう一人飲み屋であった女性も「どんなに気持ち悪くても絶対吐かないよ~」って言ってた。
さりげなく同じです~って私も便乗したけど結局みんな吐くのがイヤなタイプの人間で嘔吐恐怖症やパニック障害とは違うんだよ。
だから誰だってイヤだとか言われる。
でも全然違うの。同じようで全然違うの。
だから理解されにくい。
怖い思いしてないから。わからないよね。